【時間の無駄!】やってはいけない英語の勉強法+解決策:ボキャブラリー編

英語学習コラム

 

英会話フレーズ

 

 

 

1日5単語覚えて、1年で1800単語覚える。

 

 

 

スペルを覚えるために何回も紙に書く。

 

 

 

このような方法で英単語を勉強しているのなら、今すぐやめましょう。完全に時間を無駄にしてしまいます。

 

 

私もかつて英単語を紙にびっしりと書いて、満足していました。

 

そのため学校の単語テストでは学年で上位でしたが、実際の英会話や留学先の大学では何の役にも立ちませんでした。

 

 

今回は、そのような私の実体験も交えて、やってはいけない英単語の勉強法と解決策を紹介していきます。

 

 

  • 英単語の勉強を続けているけど、いまいち上達が感じられない。
  • これから英語の勉強を始めたいけど時間を無駄にしたくない。

 

という方はぜひ読んでいってください。

 

 

やってはいけない勉強法1:ひたすら書く

英単語をひたすら書く

 

冒頭でも述べましたね。単語帳をチラチラ見ながらノートにズラーッと単語を書きまくる、という勉強法をしている人は今すぐやめてください。

 

 

スペルを覚えても意味がない。

 

スペルを覚えても何の役にも立ちません。せいぜい受験くらいです。

 

なぜかというと、実際の英会話でスペルを正しく書けなきゃいけないことなんてほとんどないからです。

 

 

会話では正しい発音で自分の言いたいことを言い、相手の言っていることを聞いてしっかり理解する。このプロセスの繰り返しになります。

 

この過程で、スペルが正しく書ける能力というのは持っていても全く使えないのです。(耳の聞こえない人と筆談をする、とかなら別ですが)

 

 

日本語で考えてるとわかりやすいです。

 

日常会話で漢字の書き方がわからなくて会話が続かなくなってしまった。漢字の書き順がわからないから相手の言っていることがわからなかった、なんてことないですよね?同じことです。

 

 

英会話では単語を音で認識できるかがもっと重要になります。

 

 

 

どうしてもスペルが知りたかったらググれる。

 

とはいえ、英語でメールを送るときや、論文・企画書などを提出しなければいけないときは正しいスペルで書かなければいけません。

 

そんなときはスマホでググりましょう。

 

 

カタカナで英単語を入力てそのあとにスペース、スペル、と検索すれば一発です。

 

こんな感じで。

 

英単語 スペル わからない

 

このほかにも、スペルを自動で修正してくれるソフトもたくさんあるので、自分の頭でスペルをしっかり覚えておく必要はないのです。

 

冒頭で述べた「スペルを覚えても留学先の大学で全く役に立たなかった」というのはこういうことです。論文やエッセイはだいたいワードで提出だったので、間違ったスペルはワードの自動修正機能が勝手に直してくれるのです。

 

スペルが違うから減点!なんてことは一度もありませんでした。

 

 

どうしても受験のためにスペルを書けるようにならなきゃいけないんです!という人はとりあえず受験まで我慢しましょう。受験が終わった瞬間「スペル練習ノート」を燃やしてください。

 

 

ひたすら書く代わりにひたすら聞く・口に出す。

 

中には「数をこなさないと不安」という人もいます。

 

そんな方は、書く代わりに、聞いて、口に出してください。

 

この練習は効果的です。

 

 

もちろん単語の意味や使い方などを考えながらやれより効果的ですが、そうでなくてもひたすら聞いて口に出すことで、英語の耳と英語の口が鍛えられます。

 

結果リスニング力と発音力を上げる手助けになるのです。

 

 

やってはいけない勉強法2:例文を使わない

例文の活用

 

英語学習を始めたばかりの方がやってしまいがちな英単語の勉強法です。

 

単語と、その単語の日本語訳を行ったり来たりして単語の意味だけを覚える、というやり方です。

 

 

例えば、laugh という単語を勉強していたとします。

 

このときに例文を無視して、

 

「laugh、笑う、laugh、笑う、laugh、笑う、laugh、笑う、……..」

 

とだけひたすら繰り返す、という感じですね。

 

この方法は効率がいいとは言えません。

 

単語の勉強で例文を無視するのは絶対NGです。

 

ただし、

 

  • 実際の会話や英作文で使えるかどうかは重要でない。
  • 学校の単語テストで高得点が取れるようになりたい。

 

というのであれば、英単語とその日本語訳を行き来するのが一番効果的なようです。単語の意味を覚えることだけが目的であるなら、例文や派生語などの余分な情報を一切排除することをおすすめします。

 

ここでは、実践で活きる英単語の勉強法を解説していきますね。

 

 

 

例文を使わないと実践で使えるようにならない

 

単語そのものの意味を覚えるのも大事ですが、同じくらい大事なのがその単語が文章内でどのように使われるのかを理解する、ということ。

 

 

文法的な話をすると、まずその単語の品詞を理解していなければなりません。

 

動詞なのか、形容詞なのか、名詞なのか、副詞なのか、助詞なのか、接続詞なのか、疑問詞なのか。

 

また、3人称単数、過去、過去分詞の場合はどのように変化するのか。

 

自動詞なのか他動詞なのか。自動詞の場合後に続く前置詞は何なのか。

 

 

これらを理解することで初めてその単語を実際の会話で使えるようになるのです。

 

 

なので、これからはこれらすべてを1つ1つ覚えてください!

 

 

 

ではなくて……..(笑)

 

 

何が言いたいかというと、例文をうまく使うことで、これらすべてをいっぺんに、しかも感覚的に覚えることがでる、ということです。

 

どういうことか、例を見てみましょう。

 

 

jealous という単語を勉強しているとします。

 

jealousを辞書で引くと、「しっと深い」「やきもちを焼く」と出てきます。単語テストではこの「jealous=しっと深い」をひたすら覚えるだけでOKです。

 

 

しかし、それでは実際の会話でjealousという単語を使おうとするとき高い確率で

 

「I jealous」

 

とか

 

「I jealous you」

 

と間違った使い方をしてしまいます。(通じますけどね。)

 

 

 

ここで例文を見てみましょう。

 

ロングマンの英和辞書を引くと、

 

You’re just jealous of her. (あなたは彼女をねたんでいるだけだよ。)

 

と出てきます。

 

 

まず、be動詞の後に来ているので、jealousが形容詞だということがわかりますね。

 

そして、jealousの後にofが来ているのにも注意しておきましょう。

 

これで「嫉妬している」と言いたいときはbe jealous ofの形を使えばいいとわかりますね。

 

 

この例文を参考にして自分で英文を作ったりして、jealousという単語を理解しておけば会話や英作文でもっと使いやすくなります。

 

 

 

このように、例文を活用することで勉強した単語が何倍も実用的になるのです。

 

ぜひこれからは辞書などで例文をしっかり読んでください。例文付きの単語帳を使っていない人は今すぐ例文付きのモノに買い替えることをおすすめします。

 

 

やってはいけない勉強法3:自分で英文を作らない。

オリジナルの英文

 

単語の意味を理解して、例文もしっかり読んで理解した。

 

ここまでやって終わってしまうのはもったいないです。

 

 

しっかり理解したのであれば、その単語を使って自分で英文を作ってみましょう。

 

辞書や単語帳に乗っている例文をもとに、自分でオリジナルの例文を作ってみるのです。

 

 

紙に書き出してみてもいいですね。

 

そしてさらに、その英文を口に出して言ってみれば、覚えた単語の実用性がグンと上がります。実際の会話でスルッと口からその単語が出てくる確率が大幅に上がるということです。

 

 

姑の前でオムライスを作ってください。

 

 

覚えた単語を自分で使ってみる、というのはとても大事で、使ってみないと単語を覚える意味はほとんどないといっても過言ではありません。

 

 

料理に例えてみます。

 

オムライスのレシピを本で読んで学んで、作り方の動画まで観ました。しかし、実際に自分で作ることはしませんでした。

 

 

そしてある日、姑から

 

「ちょっとオムライス作ってみて。材料はここにあるから。」

 

と言われます。姑の前で料理本を広げたり、スマホで動画を見ることもできません。

 

 

 

作れそうですか?オムライス。

 

私だったら無理です。

 

 

しかし、実際に1回でも自分でオムライスを作っていたら、完璧とまではいかなくても何とか形にはできますよね。

 

 

 

こういうことです。

 

自分で1人で英文を作れないうちに、実践の会話でサッと英文を作ることはできません。

 

 

単語を覚えるときは簡単でもいいので、自分で英文を作ってみましょう。

 

 

やってはいけない勉強法4:1日10単語覚える。

英単語を覚える

 

「1日10単語覚えれば、1年で3650単語覚えられます。」というセリフを聞いたことがあるでしょうか?

 

これは完全に間違った考え方ですね。

 

 

なぜかというと、この考え方は、

 

  • 1度覚えた単語は二度と忘れない
  • 10単語を1日勉強するだけで覚えることができる

 

という前提のもとに成り立っているからです。どんな天才だよって話ですよね。昨日の夕飯が何だったかすら思い出せない私がこんなことできるはずがありません。

 

 

1日で覚えようとしない

 

まず1日で何かを覚える、ということが不可能だということを知っておきましょう。

 

単語を覚えるときは、何日も継続的に学習して、一度忘れて、さらに覚えなおす、というやり方が1番効果的です。

 

 

なので、単語帳を使って単語を勉強する場合は、

 

1.単語帳の1~5ページの単語を1週間かけて学習する。

 

2.2週目は6~10ページを学習する。

 

 

3.3週目は11~15ページを学習する。

 

 

4.4週目にほとんど忘れているはずの1~5ページを復習する。

 

 

 

 

これは1つの例ですが、このような流れが今のところ科学的に証明されているなかで最も効果的な単語の覚え方です。

 

 

やってはいけない勉強法5:1日500単語覚える。

やる気の英単語

 

 

スパルタ系ですね。(笑)

 

これも意外と英語学習を始めたばかりの方に多いです。

 

 

英語の勉強を始めたばかりはやはり、ワクワクして、やる気に満ち溢れているんですよね。

 

そのため、自分に無茶な課題を与えてしまう人が多くいます。そしてそれをこなせずに、自信を無くして英語の勉強をやめてしまう。

 

陥りやすい挫折パターンです。

 

 

やる気で列車は前に進まない

 

1日500単語覚えるぞ!というやる気。

 

「やる気」というものはあくまで起爆剤にすぎません。実際に列車を走らせる燃料になるのは「習慣」です。

 

毎日無理のない量をこなして、単語の勉強を「習慣」にしましょう。

 

 

始めたばかりのころは、

 

「今日は疲れてるしな…」

 

「今日はほかにやることがあるから…」

 

と、やらない理由を見つけてしまいがちです。

 

 

しかし、それを乗り越えて単語の勉強を完全に生活の一部にしてしまえば、そのうち自分でも信じられないような長い期間勉強を続けているはずです。

 

 

やってはいけない英語の勉強法+解決策:ボキャブラリー編  まとめ

・とりあえず「ひたすら書く」という勉強法をやめましょう。どうしても「ひたすら系」の勉強法がやりたいのなら、「ひたすら聞く・ひたすら口に出す」という勉強法をしましょう。

 

・例文をうまく使いましょう。実際の会話や英作文で使えるようになる1番の近道です。

 

・例文をもとに、自分でオリジナルの英文を作ってみましょう。1人で机に向かって使えない単語は絶対実践で使えません。

 

・「1日10単語覚える」は成立しません。記憶のコツは、継続・忘れる・もう一度覚える、の繰り返しです。

 

・1日500単語は覚えられません。ハードルをあまりあげすぎないようにしましょう。毎日小さなハードルを跳び続けるのが上達の秘訣です。

 

 

 

 

 

 

 

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