【重要】英語の勉強を始める前にまずやるべきこと。「時間とお金を無駄にしないで!」
今回は、英語の勉強を始める前にまずやるべきこと、という内容をお話していきたいと思います。
現代人にとって英語は、パソコンスキルと同じくらい重要なスキルになっているといわれています。
英会話スクール・教材の市場は年々大きくなり、仕事や趣味など、何らかの理由で英語を勉強しようとしている人は多いですね。
しかし、英語教材を買ったり、英会話教室に申し込んだりする前に絶対にやるべきことがあります。
それはあなたが英語を使って何がしたいのかをはっきりさせておくことです。
英語を学びたいと思った理由、英語を学ぶ目的とも言えます。
目的によって勉強方法は大きく変わる
なぜ目的を明確にしておくことが重要なのかというと、目的によって勉強方法は大きく変わるからです。
英語の勉強と一言で言っても、様々な要素があります。
文法、リスニング、スピーキング、ライティング、単語、長文読解。
すべていっぺんに勉強しようとすると、おそらく英語が嫌になってしまいます。
結論から言うと、自分の目的に必要な要素を優先して勉強しよう、ということです。
何が必要で何が必要でないかをしっかりと見極めておくことで、時間と労力を大幅に節約できます。
では、それぞれの目的に対してどのような英語の要素が必要なのでしょうか。
例を4つほどあげてみました。
あなたの目的に近いものを参考にしてみてください。
留学・海外出張・海外就職の場合
必要な要素
- 高校レベルの英文法
- 長文読解能力
- 英検2級くらいのまでの語彙力
- 周りとコミュニケーションを問題なくとれるリスニング力、スピーキング力
比較的ハードルの高い目的なので、必要な要素も多いです。
高校レベルの英文法
英語圏で教育を受ける、仕事をするという場合に絶対に必要になるのが文法力。
文法が必要かどうかという議論はよくされますが、この場合は間違いなく必須です。
理由は、英語を「見られる場」が多いということ。
大学などでレポートを書く時や会社でプレゼンをするとき、メールを送るときなどですね。
このようなシチュエーションでは、正しい文法にのっとった「書き言葉」「プレゼン言葉」が求められます。
文法的な間違いをすべて直すまでレポートを受け取ってくれない大学教授もいます。
情報を正しく伝えるうえで文法は何よりも大事なので、文法の知識はしっかり入れておきましょう。
長文読解
教科書や企画書、資料、参考文献、レポートなど、文章を読む機会、書く機会がとても多いです。
そして、書き言葉と話し言葉は違います。
日本語でも、改まった文章を書く時にしか使わない表現ってありますよね。
書き言葉特有の言い回しは、やはり書き言葉からしか学ことはできません。映画をいくら観ても、英会話教室に通っても身に付かないのです。
なので、TOEFLやTOEICなどに出てくる長文読解の問題や英字新聞のような英文にたくさん触れておく必要があります。
無料で英語のニュースを読むことができるサイトはいくつかあるので、探してみましょう。
おすすめはえいごネットとかですね。
英検2級くらいのまでの語彙力
大学の授業や仕事の場では、日常生活では到底使わないような単語が普通に使われます。
そのため、日常会話レベルの語彙力では足りません。
行く大学のレベルや仕事場によるので英検2級というのはあくまで目安ですが、準2級、2級くらいあればとりあえず安心でしょう。
周りとコミュニケーションを問題なくとれるリスニング力、スピーキング力。
留学、海外勤務をするということは現地で生活をするということです。
最低限の生活をするうえで周りとコミュニケーションをとらなければなりません。
また、会話ができないために周りから孤立してしまうと大きなストレスになります。
留学、海外勤務の本来の目的を果たすためにそのようなストレスは避けたいところです。
海外旅行に行きたい場合
必要な要素
- 英会話力
- 発音
- 中学の基礎文法・基礎単語
文法に関しては中学レベルの基礎ができていれば十分でしょう。
語彙に関しても日常会話レベルの単語がわかれば問題ありません。わからない単語が出てきても誰かに聞いたり、携帯で調べればいいわけですからね。
日常会話に必要な英語の語彙数は2000語から4000語と言われています。英検でいうと3級から準2級くらいですね。
それよりも力を入れたいのは会話力です。
スピーキング力、リスニング力、発音を重点的に練習しておきたいですね。
ついでに、自分の国や出身地について説明する文章を丸暗記しておくと便利です。ふと現地の人に話しかけられた時、だいたい「どこから来たの?」という話になるので。
あとは、現地の訛りに慣れておくということでしょうか。
洋画を字幕なしで観たい場合
必要な要素
- リスニング力
- 中学の基礎文法
- 会話表現・スラング
吹き替えや字幕ではなく、映画をそのまま英語で観たいという方は多いですね。
英語が聞き取れるようになると、実際のセリフと字幕がかなり違っていて驚きます。
映画の字幕は、口の動きや字幕を読むスピードに合わせなければいけないので、訳が少し無理やりになることがあるようです。
洋画をそのまま理解するには、言うわずもながリスニング力ですね。
そして言っていることが聞き取れても、意味が分からなければ意味がないので、基礎文法と基礎単語が必須になります。これも中学レベルで問題ないでしょう。
また、教科書には出てこない会話表現やスラングもわかると、映画を見るのがより楽しくなります。
会話表現とスラングは本などで学ぶよりも、映画を観ていて出てきた気になった表現をグーグルで調べるほうが速いです。
最近はグーグルの信用度もかなり高くなってきているので、たいていは正しい答えを見つけることができます。
英語の先生になりたい場合
必要な要素
- 文法力
- スピーキング力
- TOEFL・TOEIC・英検
文法力
英語の先生といっても、子供向けの英会話教室から大学の英文科の教授まで様々ですが、基礎文法力はやはり必須です。
というのも、英語の先生は英語を教えるのが仕事。
自分が理解しているだけではなく、誰かに英語を理解させなければいけないのです。
となると、自分が感覚で何となく理解しているだけではダメで、英語を論理的に説明できなければなりません。
そして、教えられる側に100%理解してもらうには、教える側は120%理解していなければなりません。
生徒のレベルや教室の種類にもよりますが、それなりの「文法博士」になっておくべきでしょう。
スピーキング力
中学校・高校の英語教師ならともかく、英会話講師になりたいのであれば、実際に英語を使ってコミュニケーションをとることができ、発音がキレイであることが求められます。
そもそも、自分が満足にできないことを教えるわけにいきませんからね。
TOEFL・TOEIC・英検
学校の先生をのぞいて、英語の先生になるためにこれといった資格は必要ありません。
「私は英語の先生です。」と言えば英語の先生になれちゃう、というやつですね。
しかし、TOEFL・TOEIC・英検のどれかのスコアは持っておいたほうが無難です。
自分の英語力を証明できなければ、雇ってもらうのは困難になりますし、自分で英会話教室を開いても生徒は集まりません。
必ずしも「TOEFL・TOEIC・英検のスコア=英語力」ではありませんが、周りの人たちに自分の英語力を証明できるデータを持っておくべきです。
よって、TOEFL・TOEIC・英検で高得点を取るための「勉強英語」は必須となります。
まとめ
英語を勉強しようと思い立っても、いきなりやみくもに勉強を始めてはいけません。
自分の目的に必要な英語の要素を見極めて、効率よく勉強しましょう。時間と体力の節約になります。
・留学・海外出張・海外就職の場合
ー高校レベルの英文法
ー長文読解能力
ー英検2級くらいのまでの語彙力
ー周りとコミュニケーションを問題なくとれるリスニング力、スピーキング力。
・海外旅行に行きたい場合
ー英会話力
ー発音
ー中学の基礎文法
・洋画を字幕なしで観たい場合
ーリスニング力
ー中学の基礎文法・基礎単語
ー会話表現・スラング
・英語の先生になりたい場合
ー文法力
ースピーキング力
ーTOEFL・TOEIC・英検
自分がなぜ英語を学びたいと思ったのか、もう一度よく思い出してみましょう。
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