1人で自宅で低コスト!英会話を独学で習得する方法【今すぐできる!】

英語学習コラム

英会話の教材、英会話教室、オンライン英会話。

最近は英語を学ぶ人のための環境が充実していますね。

 

しかし、英会話教室に通う時間も、英語教材をごっそり買うお金もないという人も中にはいます。

 

また、お金と時間があるけど人と関わるのがイヤという人も中にはいますね。


そんな方のために「自宅で低コストで独学で英会話を習得できる方法」を紹介していきます。

 

しっかり時間をかければ簡単な日常会話や、1人で海外旅行ができるくらいのレベルまで到達できますよ。

英会話を独学で習得する方法は以下の4つです。

  • フレーズ学習法
  • 英作文・日記
  • 独り言・妄想英会話
  • YouTubeでリスニング

 

フレーズ学習法:まずはフレーズを覚える

 

フレーズ学習法とは、英語を単語ごとではなくフレーズ単位で覚える学習法のことです。

 

このフレーズ学習方法、「決まりきったフレーズでしか喋れなくなる」という理由から敬遠されることがあります。

 

しかし決まりきったフレーズだけである程度の会話はできてしまうのも事実なので、勉強方法の1つとして取り入れることを強くお勧めします。

 

少なくとも、英会話を学ぶ上で良いスタート地点であることは間違いありません。

 

従来の学習法

I don’t know about that

 ↓

I (私) don’t(~しない) know(知っている) about(~について) that (あれ)

 ↓

それについて知りません。(直訳)

 ↓

それはどうでしょうか?(意味)

フレーズ学習法

I don’t know about that

 ↓

それはどうでしょうか?

「Apple」→「リンゴ」と同じように、「I don’t know about that」→「それはどうでしょうか?」と覚えてしまうということですね。

 

フレーズ学習法のやり方

1.英会話で使われるフレーズを見つける。(簡単な短いものでOK)

 

2.そのフレーズの意味や使われるシチュエーションを理解する。

 

3.そのフレーズが使われるシチュエーションを想像して自分で口に出して言ってみる。

 

4.そのフレーズを自分でアレンジしてみる。

 

5フレーズとフレーズをつなげて文章を作る。

 

61~5を繰り返し、フレーズのストックを増やしていく。

フレーズ学習法の実践例

1.フレーズを見つける

例)He is nice

 

2. 意味の理解

彼はいいやつだ。

 

シチュエーションの理解

・友人と話をしていて、あなたが最近知り合いになったクリスさんはどんな人か尋ねられた時。

・アメリカ人の友達が、あなたと古くからの友人であるハシモトさんについて、「彼ってどんな人なの?」と聞いてきたとき。など。

 

3. He is nice. を口に出して言ってみる

 

4.アレンジしてみる

He is very nice (彼はめっちゃいいやつだ)
She is nice (あの娘はいい娘だ)
They are nice(彼らはいい人だ)
Mr. Green is nice(グリーンさんはいい人だ)
He is mean(彼は意地悪だ)
She isn’t very nice(彼女はあまりいい人じゃない)
など。

 

5.文章を作る

He is nice. I like him (彼はいい人だ。僕は好きだな)
He is nice when he is around girls (彼は女の子の前ではいい人だ)
Do you think he is nice? (彼っていい人だと思う?)
など。

 

6.別のフレーズを見つけて1~5を繰り返す

フレーズはどうやって手に入れればいいの?

「英会話で使われるフレーズを見つけましょう」といきなり言われても困りますよね。

 

フレーズはいろいろなところで見つけることができます。

 

書店で買えるフレーズ集

これから英会話を独学で始めるという方は、とりあえず市販のフレーズ集を使いましょう。

 

長い慣用句みたいなものを載せているフレーズ集より、実際に日常会話で使われるような短くシンプルなフレーズが載っているものがおすすめです。

 

「Beat around the bush」とか「A piece of cake」というようなフレーズ集にありがちな慣用表現は日常会話で使うことはあまりありません。

 

まず書店でフレーズ集を手に取ってみて、中身をのぞいてみましょう。

 

そして、載っているフレーズの日本語バージョンを自分が普段の会話で使っているか考えてみてください。

 

音声CDなんかついているとなお良いですね。

 

辞書・参考書の例文

辞書や参考書からフレーズを拾うのもおすすめです。

 

辞書の例文はシンプルで無駄がなく、正確です。

 

英和・和英辞書を適当にバッと開いてみて自分が使いそうな例文を見つけてみてください。

 

参考書は中学英文法を取り扱ったものがいいでしょう。

 

映画、ドラマ、アニメなどの映像作品

ある程度英語力がある方でしたら映画、ドラマ、アニメなどの映像作品からフレーズを見つけてもいいでしょう。

 

英語字幕・日本語音声

日本語字幕・英語音声

英語字幕・英語音声

 

というようにすれば、たくさんのフレーズを見つけることができます。

 

ただし2点ほど注意してください。

 

注意点1:意訳に注意

ほとんどの映像作品の日本語訳は、直訳ではなく意訳されています。

 

さらにストーリーの状況に合わせて訳が変化されるので、日本語訳と英語が全く違うということもしょっちゅうあるのです。

日本語訳を鵜呑みにしないようにしましょう。

注意点2:ドラマチックな表現に注意

日本のドラマなどを観ていて、「実際にこんなセリフ言うやつがいたら引くよな…」と思ったことはありませんか?

 

それは海外でも同じです。

 

日常会話では使えない極端に感情的なセリフや、ドラマチックな言い回しには注意しましょう。

 

英語の微妙なニュアンスが分かる、英会話中級者以上向けの勉強法ですね。

 

本・漫画

本や漫画もフレーズの宝庫ですね。

 

本や漫画を使う場合は、日本語訳が同時にあると便利です。

 

自分で対訳を作ってみたりして、気に入った表現をストックしていきましょう。

 

ちなみに本・漫画でも例のごとく、ドラマチックな表現や意訳には注意してください。

 

洋楽からフレーズを学ぶのはおすすめしません

洋楽の歌詞から英語を勉強するのが一昔前にはやりましたが、あまりおすすめしません。

 

歌詞は不自然な表現の宝庫です。あくまで芸術ですからね。

 

もちろん日常会話で使える表現がないわけではないですが、その判断ができる人はかなりの英語上級者です。

 

これから英会話を始めようとしている方には向かない勉強法と言えます。

 

読み飛ばしてもらって差し支えない語り

フレーズ勉強法を始めてみて、

 

「どうしてこのフレーズがこういう訳になるのかわからない…」 

「そもそも英文の意味が分からない…」 

「知らない単語が多すぎる…」

 

という方は、中学生の基礎文法と基礎単語を勉強しましょう。

 

英会話を身に着けるのに文法マスターになる必要はありませんが、最低限の文法力と語彙力はやはり必要です。

 

ただし、文法の学習にとらわれないでください。

 

文法をすべて理解するまでほかの勉強をしてはいけないということは全くありません。

 

アメリカに30年住んでいても、TOEIC900点持っていても、もっと言うとアメリカ人でも英語で分からないことはたくさんあります。

 

基礎文法を学びながら、フレーズを1つづつ理解していきましょう。

 

わからないことにこだわると必ず失敗します。

 

わからないことは「そのうちわかるだろう」くらいに思っておいて、わかる部分を楽しみましょう。そしてわかる部分から自分の世界をじわじわ広げていけばいいのです。

どうやってオリジナルフレーズを作るのか?

フレーズを見つけたら次はそのフレーズをアレンジし、オリジナルフレーズを作ってみましょう。

 

主なやり方は

1. フレーズの単語を入れ替える。
2. フレーズをつなげる。

2つです。

 

フレーズの単語を入れ替える

 

まずは例を見てみましょう。

 

見つけたフレーズ:「That hat looks good on you! (その帽子あなたに似合っているよ。)」

 

主語を入れ替えてみる:「That shirt looks good on you! (そのシャツあなたに似合っているよ。)」

 

That hat→That shirt

 

形容詞を入れ替えてみる:「That hat looks great on you! (その帽子あなたにとてもよく似合っているよ。) 」

 

good→great

 

動詞を入れ替えてみる:「That hat doesn’t look good on you (その帽子あなたに似合ってないよ。)」

 

looks→doesn’t look

 

動詞を入れ替えてみる2:「That hat should look good on you. (あの帽子あなたに似合うはずだよ。)」

 

looks→should look

 

人物を入れ替えてみる:「That hat looks good on her. (あの帽子彼女に似合っているね。)」

 

you→her

 

 

簡単に言ってしまうと応用してみるということですね。

 

実際にやってみると、簡単な構造の文章でもいろいろな表現ができることに気が付きます。

 

フレーズをつなげる

 

フレーズから文章を作りましょう。

 

英会話の悩みでよくあるのが、長い文章が口から出てこない。短いフレーズで終わってしまう。というものです。

 

長い文章を作ろうとする必要はなくて、短いフレーズをくっつけていけばいいんです。

 

例を見てみましょう。

 

例)

Which season do you like? (どの季節が好きですか?)と聞かれて…

 

1. I like winter. (冬が好きです。)

 

+because I love snow.

 ↓

I like winter because I love snow. (雪が大好きなので冬が好きです。)

 

2. I like winter. (冬が好きです。)

 

+since it has Christmas.

 ↓

I like winter since it has Christmas. (クリスマスがあるから冬が好きです。)

 

3. I like winter. (冬が好きです。)

 

+but I like summer as well.

 ↓

I like winter, but I like summer as well. (冬も好きだけど夏も好きです。)

 

4. I like winter. (冬が好きです。)

 

+I used to make a snowman

+with my sister

+every winter.

 ↓

I like winter. I used to make a snowman with my sister every winter. (冬が好きです。昔は毎年妹と雪だるまを作っていました。)

 

まずひとつのフレーズを言って、そのあとにまたフレーズをくっつけて情報を足していく、という感じです。

 

それぞれのフレーズは中学英文法で作れるものばかりですが、ちょっと付け足すだけで一気にネイティブっぽさが出ます。

 

また、ワンフレーズ足すだけで会話が驚くほど広がりますよ。

 

英作文や日記でアウトプット

 

さて、フレーズを作る方法はわかりましたが、そのフレーズをどうしたらいいのでしょうか?

 

英語を使う環境がある人はすぐに実践で使えばいいのですが、なかなかそういう人はいないと思います。

 

そこで役に立つのが、「英作文と英語日記」

 

・日々の出来事

・考え

・オリジナルのストーリー

・オリジナルの会話文

・家族の会話

・テレビで見た出来事

 

などを学んだフレーズを駆使して英語で書いてみましょう。

 

学んだフレーズを紙の上にアウトプットすることで、より記憶に定着し、実用的な知識へと変わっていきます。

 

誰かに発信したいという人は無料ブログSNSなどを使ってもいいかもしれませんね。

 

英作文と英語日記のコツ

まずは日本語で書く

 

文章を書くということは意外と集中力を使いますよね。

 

そのうえで英語でとなると頭が爆発してしまいます。

 

なので、少なくとも初めのうちは文章を書くという作業と、英文を作るという作業を分けて行いましょう。

 

必ず簡単な表現を使う

 

「英作文をしましょう」という言い方をするとつい身構えて、難しい単語や構文を使わなきゃいけないような気がしてしまいます。

 

しかしそんなことは全くありません。

 

「This is a pen」の延長みたいな文章でも全く問題ないのです。というか、ネイティブスピーカーのSNSとかでもそんな感じです。

 

「It was a good day because I ate cake!! (ケーキを食べたから今日はいい日だった!!)」みたいな文でも立派な英文です。

 

1日2~3文でも毎日続ける

 

たくさん書く必要はないんです。

 

Twitterみたいに一言でもいいから毎日続けましょう。

 

逆にたくさん書きたいな、と思った日は遠慮なく書きまくりましょう。

 

また、書くことがない場合はなにか適当にでっち上げても構いません。

 

筆者が英語日記をつけていた時、書くことが思い浮かばないときは好きなマンガのあらすじを英語で書いていました。

 

独り言でアウトプット

 

実際に口に出してアウトプットすることはとても重要です。

 

英会話は瞬発力が命。相手の言ったことに、遅くても5秒以内に何らかの反応をするのが理想です。

 

そのためには普段から口を英語に慣らしておく必要があります。

 

英語で独り言のやり方

 

自分が今やっていることを実況中継してみる

 

例えばお皿洗いをするときでも…

 

I’m doing dishes right now.
I got 5 more dishes and 3 cups to wash.
Oh, man. I just want to lay down and watch TV.
I hate doing dishes.
God, help me.

私は今皿洗いをしている。
あとお皿5枚とコップ3つ洗わなければならない。
あぁ、ちくしょう。寝っ転がってテレビ見てぇ。
皿洗いなんて大嫌いだ。
神様、助けて。

 

みたいな。(笑)

 

自分の目に映っているものを描写してみる

 

例えばレストランで料理を待っているとき…

 

That waiter is wearing glasses.
He is very tall and skinny.
He might be in his 40s.
He walks really fast.
He has such a grumpy face.
He must have had a fight with his wife.

あのウェイターは眼鏡をかけている。
長身で痩せている。
40代だろうか。
歩くのがとても速いな。
いやに不機嫌な顔をしているな。
かみさんと喧嘩したに違いない。

 

みたいな。(笑)

 


なんて言っていいかわからないときは、メモでもしておいて別の英文をトライしましょう。

 

そして後で調べられるときに調べて紙にでも書いておくといいですね。

 

一番いけないのは、「何でこんなこともわからないんだ!」と自分を責めてしまうことです。

 

わからないことは尽きないので、ひとつひとつ地道に勉強していきましょう。

 

独り言英会話をもっと詳しく知りたい方はコチラ↓
スピーキング力UP!! 独り言英会話のやり方【4つのバリエーションを紹介】

 

 

リスニングはYouTubeで練習

 

当たり前ですが、英会話では喋るばかりではなく、相手の言っていることを聞いて理解しなければいけません。

 

そのためにリスニングの練習は必須です。

 

独学でリスニングの練習と聞くと、まず思い浮かぶのが英会話教材のCDなどですね。

 

もちろんそれでもかまわないですし、英会話をこれから始めるという方はまずは教材のCDを使ったほうがいいです。

 

しかし、より実践的なリスニング能力を身に着けたいのであればYouTubeを使うことをおすすめします。

 

理由は5つです。

 

リスニングの練習にYouTubeがいい理由1:コンテンツが豊富

 

まずYouTubeにはコンテンツが無限にあります。

 

英会話教材では、空港での英会話、会社での英会話、学校での英会話、とシチュエーションが限られてしまいます。

 

しかしYouTubeではシチュエーションに限りがありません

 

流行りの化粧品について熱く語っている動画や、「やってみた」系の動画では、英会話教材には絶対出てこないような表現がたくさんあります。

 

リスニングの練習にYouTubeがいい理由2:ナチュラルな英語に触れることができる

英会話教材で喋っている人は全員教材の制作会社に雇われた喋りのプロです。

 

なので活舌もいいし、聞き取りやすいスピードで喋ってくれます。

 

そのため、英会話教材ばかり勉強していた人が実際にネイティブスピーカーと話をすると、その速さや聞き取りづらさに面食らってしまうんですね。

 

一方で、YouTubeで動画配信をする人の多くは素人です。

 

喋りの訓練を受けたわけでもなければ、英語学習者に聞き取りやすく喋るよう頼まれたわけでもありません。

 

めちゃくちゃ早口の人もいれば、訛りのある人、活舌の悪い人、文法を無視して勢いで喋る人もいます。

 

そのような本当の意味でのナチュラルな英語に触れることで、実践でも使えるリスニング能力が鍛えられるのです。

 

リスニングの練習にYouTubeがいい理由3:無駄な雑談や意味のない独り言

 

英会話教材では相手と意思疎通する方法を学ぶことができます。

 

自分の言いたいことを理解してもらい、相手の言いたいことを理解する。

 

そしてお互いを理解しあう。

 

とても大事なことですし、素晴らしいのですが、言語を学ぶということはそれだけじゃないと思います。

 

雑談や独り言のような無駄なものを理解することで、その言語が使われている地域の文化や思想を本当に理解できるように感じるのです。

 

「言語とは」みたいな国語の教科書に出てくるような論文をここで書くつもりはありませんが…(笑)

 

雑談や独り言のような無駄なものがわかるようになると、英語の勉強はもっと楽しくなりますよ!

 

リスニングの練習にYouTubeがいい理由4:自分が好きな内容で英語の勉強ができる

英語の勉強を始め、何か勉強を継続するコツとして「勉強を勉強と思わない」ということがあげられます。

 

英会話を習得するために苦しい思いをする必要はなくて、自分が楽しいと思える方法で続けて行くことができれば一番いいのです。

 

そしてリスニングの練習の場合、YouTubeほど自分が楽しいと思えるコンテンツを見つけることができる場所はありません。

 

ゲームが好きな人はゲーム系YouTuberを、筋トレが好きな人はフィットネス系YouTuberを、コスメに興味がある人は美容系YouTuberを見てリスニング能力を鍛えることができます。

 

好きな芸能人がいればその人の動画を見てもいいですね。

 

リスニングの練習にYouTubeがいい理由5:無料

これは大きいですよね。

 

インターネットさえあれば世界中の人間の英語を効き放題です。

 

YouTubeの世界はこれからより大きくなっていくはずなので、今からあなたの勉強に取り入れておきましょう。

 

 

まとめ

  • 英語を独学で習得したい人はまずフレーズを覚えることから始めよう。

ーフレーズはフレーズ集、参考書など様々なところから手に入れられます。

―既存のフレーズからオリジナルフレーズを作ろう。

 

  • オリジナルフレーズフレーズがある程度作れたら英作文や日記でアウトプットをしよう。

 

  • 続いて口でのアウトプットもしよう。口を慣らし、英語の瞬発力が鍛えられます。

 

・リスニングはYouTubeがおすすめ。

―コンテンツが豊富

―ナチュラルな英語

―無駄な雑談や意味のない独り言

ー興味のある内容で勉強できる

ー無料

 

 

 

 

 

 

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