挫折必至!?初心者に不向きな英語の勉強法6選|英語学習が続かない理由はこれかも
キャリアアップしたい
海外旅行に行きたい
海外のYouTuberの言っていることがわかるようになりたい
理由は人それぞれですが、英語の勉強を始める人が増えています。
日本の国際化に貢献できる人が増えているというのは、頼もしいですね。
しかし英語の勉強を始めても、それを継続できる人は少なく、挫折してしまうことがほとんどのようです。
習慣化ができない
モチベーションが維持できない
正しい勉強法が分からない
など、英語の勉強が続かない原因は様々です。
その中でも最もありがちな原因のひとつは、初心者向きではない勉強法に手を出してしまっているということ。
間違った勉強法ではないんです。
効果はあるけど、英語の勉強をこれから始めるという人が手を出すと、挫折の原因になってしまう勉強法が多々あります。
というわけで、今回は挫折の原因になる英語初心者に不向きな勉強法を6つを紹介します。
そしてこの6つの勉強法でうまくいかなかった人のために、代わりの勉強法も紹介するので、手助けになれば幸いです。
では見ていきましょう。
Contents
初心者に不向きな勉強法1:ネイティブとのオンライン英会話
オンライン英会話では、インターネット環境さえあればいつでもどこでもネイティブスピーカーとおしゃべりができます。
本物の英語に触れ、学んできた英語を実際に使うことは、間違いなく英語力の向上につながります。
また、もし自分の英語が通用しなくても、自分のレベルや弱点を知ることができますよね。
英語中級者にはおススメの勉強法です。
しかし英語初心者の方には、最適な勉強法とは言えません。
いきなりネイティブと会話なんてできっこない
理由はシンプルで、英語の勉強を始めて数か月~1年程度では、まともな会話はできないのです。
初めてのオンライン英会話。
画面越しにアメリカ人講師に向き合い、自己紹介をする。
そのあと何か質問されたけど、よくわからず
そのあとも何か一生懸命説明してくれているけど、それもわからず何となくうなずいてやり過ごす。
勇気を出して
言ってはみたものの、その後もなにも聞き取れず。
相手ががんばって色々話してくれるだけで30分が終わる。
そして思う。
そこから自信を無くしてしまい、他の学習も身が入らず、ゆっくりと英語学習からフェードアウト…
「自分はそんなことにはならないよ」と言い切れる人は少ないと思います。
おしゃべりは英会話の最高レベル
英語で何気ないおしゃべりをする、って一見ハードルが低いように聞こえます。
しかし、実はおしゃべりが英会話の中で1番むずかしいのです。
というのも、おしゃべりは決められたテーマやしばりが無いので、どんな語彙やフレーズが来るかわからないのです。
そのうえ相手も思いついたことを話すので、会話がどこに向かうのかは予測不可能になります。
そうなると、こちら側は準備ができなくなってしまうんですね。
そして準備ができないということは、どんな話題が来ても対応できる豊潤なボキャブラリーと、相手の言っていることが瞬時に理解できるリスニング力と、自分の言いたいことがスラスラ言えるスピーキング力が必要ということです。
これらの技術をある程度兼ね備えてはじめて、おしゃべりという行為ができます。
もちろん、会話がまともに出来ずに四苦八苦することがストレスにならず、むしろ楽しい、というのであればネイティブとのオンライン英会話を続けてもいいと思います。
しかし普通は、ある程度の英語力があったほうが、相手との会話を楽しむことができます。
代わりに「日本人講師とのレッスン」
オンラインでなくても構わないのですが、まずは日本人、もしくは日本語が話せるネイティブ講師から英語を教わることをおススメします。
良い先生は日本語と英語をバランスよく組み合わせ、あなたに大きな負担をかけることなく、英語の会話へと導いてくれます。
ちょっと前に、良い先生の選び方について記事を書いたので、よろしければ参考にしてみてください。
良い英会話の先生の特徴6つ。上手くいく英語講師の選び方を紹介!
初心者に不向きな勉強法2:聞き流し
「1日10分聞き流すだけで英語がペラペラに!」
この宣伝文句に引っかかる人はさすがにもういないですかね。
多くの人が気付いている通り、聞き流すだけで英語は話せるようになりません。
では、英語の聞き流しは全く意味のない、悪しき勉強法なのでしょうか?
実のところ、そうではありません。
英語の聞き流しには効果がある!
英語の聞き流しは効果があります。
英語の音を大量に聞くことにより、英語のリズムが身に付きやすくなり、発音が良くなります。
また、同じ音源を繰り返し聞けば、何度も聞いたフレーズが自然に口から出てくることもあります。
ながら勉強がしやすいという点でも、忙しい学習者に適した勉強法と言えるでしょう。
しかし、これは英語中級者の話なんです。
何となく耳を傾けるだけでも、音源の大体の意味が分かるだけのリスニング力があって初めて、聞き流しは英語力向上につながります。
何を言っているか全くわからない状態では、いくら大量の英語を聞いても、お経を聞いているのと同じで全く何も身に付きません。
ピアノを全く弾けない人が、いくらピアノ音楽のCDを聴いても、ピアノが弾けるようにはなりません。
しかしある程度ピアノが弾ける人が、プロのピアノ音楽を聞いたら、そのプロの演奏スタイルやテクニックを自分の演奏に取り入れたり、自分の演奏とプロの演奏を比べたりして、ピアノ技術の向上につなげることができます。
これと同じなんですね。
もちろん英語力を下げることは無いので、聞き流しをやること自体は問題ありません。
ただ、「今日は1時間も聞き流したから、英語力はだいぶ上がっているだろう」というような大きな期待を持つべきではないでしょう。
その期待は裏切られ、落胆と挫折につながります。
あくまで、「ながらでできるサポート的な勉強法」くらいに考えておく方が無難です。
代わりに「独り言英会話」
聞き流しのように、ながらでできる勉強法で言うと独り言英会話がおススメです。
独り言英会話に関しても、過去に記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
スピーキング力UP!! 独り言英会話のやり方【4つのバリエーションを紹介】
考えながら英文を組み立てなくても、学んだフレーズをひたすら口にするだけでも十分練習になります。
ながら勉強を探しているのなら独り言英会話がおススメ
初心者に不向きな勉強法3:シャドーイング
シャドーイングも、初心者には効果が薄く、挫折の原因になる勉強法の1つ。
シャドーイングは、英語の音声を聞き、そのあとを追うように自分も同じことを繰り返す、という勉強法です。
リスニング・理解速度の向上、発音の矯正、スピーキング力の向上などの効果があり、同時通訳の学校でも用いられています。
シャドーイングのついてもっと良く知りたいという方は、コチラのNativeCamp.Blogさんの記事が丁寧に説明してくれているので、参考にしてみてください。
https://nativecamp.net/blog/20190516__Shadowing
シャドーイングに効果があることは実証されており、ある程度の英語力がある学習者なら、ぜひ試したい勉強法です。
しかし、英語初心者には、時間と体力の無駄になってしまうことがほとんどです。
効果が実感できず、挫折につながります。
シャドーイングをする音源が理解できないと意味がない
シャドーイングは
・ある程度聞き取れ、理解ができる
・ある程度スムーズに英文を読むことができる
・ある程度発音が良い
ということが前提の勉強法なのです。
でなければ、そもそも聞き取った英語をそのまま口に出すということはできません。
自分ではできていると思っていても、録音して自分で聞いてみたら意味不明な呪文を唱え続けているだけだった、ということがほとんど。
理解できず、自分でも何を言っているのかわからなければ、その行為にはあまり意味が無いでしょう。
英語のリズムやスピード感は少し身につくかもしれませんが、それに期待するのであれば、もっと効率のいい勉強に取り組むべきです。
代わりに「オーバーラッピング」
シャドーイングが出来るようになるまで、オーバーラッピングで練習しましょう。
オーバーラッピングは、シャドーイングと同様、音声と一緒に英語を口から出すのですが、スクリプトを読みながら行います。
スクリプト付きの音声が必要ってことですね。
オーバーラッピングの手順を軽くまとめますね。
簡単に言うと、シャドーイングを補助付きでやるってことですね。
最終的に音声とピッタリ一緒に読めるようになればゴール。
スクリプトを暗記するとなおよしです。
オーバーラッピングについてもっと細かく紹介してくれている記事が、StudyHackerさんのサイトに掲載されていたので、リンクを貼っておきますね。
初心者に不向きな勉強法4:英語で勉強
英語を英語で学ぶ、ということを聞いたことがあるでしょうか。
解説も含めすべてが英語で書かれたテキストを使い、脳を英語漬けにして英語力を上げていこう、という若干スパルタ感の強い勉強のやり方です。
もちろん、英語を使って英語を学ぶことが悪いわけではありません。
留学先の語学学校などでは、すべて英語のテキストを使うことがほとんどですし、CELTAやLinguaskill Businessなどのハイレベルな英語の検定を受ける人は、全て英語で勉強することがあります。
英語脳が育つことや、日本だけでなく世界中で使われている教材を使えることがメリットです。
しかしお察しのとおり、初心者がやると、とんでもないストレスになります。
学習が進まず、テキストを開くのが憂鬱になり、挫折してしまうのが関の山。
母国語は最大限に利用すべき
英語脳という言葉が使われるように、英語を日本語に置き換えず、英語のまま理解することが理想とされています。
コミュニケーションが速くなるし、ネイティブに近い表現が身に付くので、英語学習者は英語のまま理解できるようになることを目標にすべきです。
ただ、この「英語を英語のまま理解する」ということはあくまで1つのゴールであり、かなりの時間を英語に費やした結果なのです。
そのレベルに達するまでは、日本語をフル活用するべきです。
せっかく日本語はネイティブレベルなんですから、それを利用しない手はないですよね。
代わりに「英語で学ぶ」
代わりとは少し違いますが、英語で学ぶということは、初心者でもちょっとやってみても楽しいかもしれません。
英語で学ぶとはどういうことかというと
・英語のレシピを使って料理を作ってみる
・英語のヨガのレッスン動画でヨガを学んでみる
・英語のギターレッスン動画でギターを学んでみる
・英語で日本の歴史を学んでみる
といったように、自分が興味のある分野を、英語で勉強してみる、ということです。
実際に英語を使うことができるし、教科書英語の枠を超えた英語に触れることができます。
なにより、自分が興味のあるジャンルだと、勉強が楽しくなります。
「もっと理解したい」という欲求はなにより大切なのです。
初心者に不向きな勉強法5:洋画を使って勉強
洋画を使った勉強は昔から人気ですよね。
そのため大手の出版社からも、洋画を使った英語教材がたくさん販売されています。
ネイティブが使う、活きた英語が身につくうえに、映画をより楽しめるようになるので、映画好きには続けやすい勉強法です。
また、好きな俳優ができれば、英語の勉強が加速すること間違いなしです。
実際のところ、直接挫折につながる勉強法ではありません。
しかし、洋画を使った勉強には注意が必要です。
あくまでセリフ
洋画で使われている英語はあくまでセリフであり、脚本家によって書かれたもの、ということ、
そして映画の中で喋っている人たちは俳優であり、演技をしながらしゃべっている、ということを忘れてはいけません。
現実の生活では使わないような詩的な表現や、日常生活ではありえないようなドラマチックな演技が多くあります。
それらを
とマネをしてしまい、実際の会話で相手に不審がられる、ということは珍しくありません。
日本語でも同じですよね。
ドラマの登場人物のような喋り方をする人が実際にいたら、ちょっと距離を置いちゃいます。
洋画を使った勉強は、演技の英語と現実世界の英語の違いが分かる、中・上級者向けの勉強法なのです。
代わりに「YouTuber」
活きた英語に触れたいのならYouTubeが最適です。
演技やスピーチ、スクリプトの読み上げなどをしていない素の状態のネイティブの英語に触れることができます。
また、様々な国、様々な年代、様々な人種の英語にアクセスができるので、リスニング教材とはケタ違いのバリエーションが手に入ります。
字幕が少ない、フォーマルな英語を話さない人もいる、などの欠点もありますが、ホントにホントの生の英語が無限にあふれかえっている、最高の教材です。
あと、タダですよね、YouTubeは。
映画で使われている英語は不自然なものである可能性がある。「ネイティブが使う自然な英語」に触れたいのならYouTubeがおススメ
初心者に不向きな勉強法6:猛勉強
血のにじむような猛勉強はしなくても良いです。やりたかったらどうぞ、という感じですね。
もちろん英語習得には、長い期間集中して勉強する必要があります。
時には、歯を食いしばって勉強しなければいけないこともあるかもしれません。
特に仕事の都合で英語習得にタイムリミットがある人などは、ある程度の覚悟を決めて勉強に臨む必要があるでしょう。
しかし、英語を身に付けるために、必ずしも苦行のような勉強をしなければいけないということはありません。
英語学習を苦行にしてしまうと120%挫折します。
「辛い=効果がある」は間違い
日本特有の文化なのですが、辛い思いをしないと本物の力は身につかない、と考えている人が多いです。
そして時に、その考え方がエスカレートし、辛い思いをすることを目的にしてしまう人がいます。
その結果、「徹夜で勉強」「単語を1000回紙に書く」「参考書をすべて暗記」という、無茶な勉強法が巷に広がってしまうのです。
・寝ないで勉強した
・1000回も書いた
・1冊丸ごと暗記した
というステータスを得て安心したいだけなんですよね、そういう人って。
でもそれって偽りの達成感で、その達成感と実際の成果が釣り合わず、フラストレーションがたまり挫折してしまうのです。
英語の勉強はカメの歩みのように、ゆっくり進めていくものです。
焦って達成感だけを追いかけないようにしましょう。
代わりに「夢中になる勉強法を探す」
猛勉強しても上手くいかない。
しかし世の中には、1日平均6時間以上の勉強を数年続け、TOEIC満点を何度も取っているような英語モンスターが存在します。
彼らがやっているのは猛勉強ではないのでしょうか?
答えはNOです。
猛勉強と呼んでもいいのでしょうが、少なくとも彼らは、辛い思いをしながらも歯を食いしばって勉強しているわけではありません。
もちろん、時には辛い思いもして、それを乗り越えるためにもがくこともあるでしょう。
しかし彼らが長時間・長期間の勉強を続けることができるのは、英語に夢中になっているからなんです。
・今まで出来なかったこと出来るようになる快感。
・分からなかったことが分かるようになる達成感。
・新しい自分に出会うワクワク感。
・未知の世界をのぞき込む好奇心。
そんなことが、経験を通して身に染みついていて、その魔力から逃れられない。
そんな感じです。
そしてそのような人たちはたいてい、自分が夢中になれる勉強法を見つけています。
あまり知られていないことですが、ベストな勉強法って人によって違うんですね。
テキストを使うほうがはかどる人もいるし、英字新聞やラジオを使う人もいます。
英会話カフェで勉強する人もいるし、TOEICなどの試験に向けて勉強するほうが、続けやすいという人もいます。
自分の性格を理解し、自分がもっとも力を発揮できる勉強法と環境を整えることができる人。
このような人は、時間の許す限り勉強を続けることができる、英語モンスターに化けることが多いです。
根性だけでモンスターになった人に、私は出会ったことがありません。
まとめ!
挫折の原因になる、初心者に不向きな勉強法6つを紹介しました。
- ネイティブとのオンライン英会話
- 聞き流し
- シャドーイング
- 英語で勉強
- 洋画を使って勉強
- 猛勉強
間違った勉強法ではないところが厄介なんですよね。
今回紹介した勉強法で挫折したことがある方、決してあなたのせいではありません!
ただちょっと入口を間違えてしまっただけなんです。
自分の性格とレベルに合った勉強法を見つけて、再出発してみませんか?
また、英語学習を続けている方も、これから新しい勉強法を試すときは、少し注意してみてください。
あなたの英語ライフがワクワクに満ち溢れることを願っております。
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