共感の「だよね」を表す英語は?共感・同意をするときに使いたい英会話フレーズを紹介!【音声あり】
文法、長文、発音、ボキャブラリー。
英会話を勉強する人たちは、様々なアプローチで英語力を鍛えます。
英会話力は総合的なものなので、とても大事なことですね。
しかし、多くの英語学習者が見落としがちな要素があります。
それは「リアクション」です。
実は、会話の上手い下手は、実際に話す内容よりも、相手が話しているときにするリアクションによって決まることが多いのです。
にもかかわらず、英語になるとどのようなリアクションをしていいか分からず、沈黙してしまう人が多いです。リアクションには気を使わなければいけません。
そこで今回は、リアクションの中でも使用頻度の高い、共感を表す「だよね」を表すフレーズを紹介していきます。
音声付きの例文もあるので、ぜひ声に出して練習もしていってください!
I know
1つ目は、「だよね」を表すフレーズとしてもっとも一般的なI knowです。
とてもシンプルなフレーズにもかかわらず、サラッと使える人は意外と少ないです。
I knowはニュアンス的には、「そうだよね、自分も同じように思っているよ」と、相手に完全に同意している感じです。
相手の意見が正しいと思っている、という意思表示になるため、話題によっては少し気を付けって使ったほうが良いでしょう。
それでは例文で、使い方とニュアンスを確認していきましょう。
例文
1.
セーター着なきゃいけないなんて!8月だよ!おかしいって!
だよね~
2.
ブライアンが結婚したのには驚きだね。家庭を持つくらいなら死ぬとか言ってたのに。
たしかにね。
3.
2歳の子供がいるのって、毎日嵐の中で暮らすみたいなもんだよ。
わかるよ。妹に2歳の子供がいるんだ。
4.
最近涼しくなってきたよね。暑さにやられることなく外出できるのは嬉しいね。
だよね~
わりと強めの共感のニュアンスが見て取れますね。
I knowは、「完全に同意」という意思を伝えたいときに使われます。
ただ、一点注意してもらいたいのが、言い方です。
物調ずらで無愛想に「I know😑」と言うと、「言われなくてもわかってるよ!」「そんなことわかってるからいちいち言ってこないで」というようなニュアンスになることがあります。
共感を表したいときは、少し口角をあげて「いやマジでわかるわー、そうだよねー😆」という雰囲気を出しながら言いましょう
Right?
Right?も、I knowのように気軽に使われる表現です。
一言でシンプルに返答できるので、使用頻度も高いですね。
意味合い的にも、I knowに近く、「あなたと同じ意見だよ」という意思表示になります。
それでは例文をみて、使うシチュエーションを確認していきましょう。
例文
1.
暑い夏の日のアイスクリームに勝るものは無いよね。
だよね~。買ってくれてありがとう。
2.
彼の最新アルバムは傑作だね!
だよね!今年最高のアルバムに違いないよ。
3.
都会の暮らしは性に合ってないな。四六時中人に囲まれてるのって嫌い。
だよねー。森の中で猫と犬に囲まれる方がいいな。
相手の言ったことに対して同意を表しながら、自分の意見を話し始めるときにピッタリな表現です。
ただ、あまり頻繁に使いすぎたり、right?と言ったあとに何も続けないと、適当な相づちをしていると思われかねません。使い方には注意しましょう。
Exactly
続いては、Exactlyです。
Exactlyは「正確に、まさに」という意味の副詞ですね。
「まったくその通りだよね!」「よくぞ言ってくれた!」といったニュアンスで使われます。
「まったく同じ考えだよ」というように、完全なる同意が表現できます。
例文
1.
このフライドポテト嫌い。
僕も。しょっぱすぎるよ。
だよね!塩2回かけちゃったんだよ、絶対。
2.
朝にヨガをするのが好きなんです。
私もヨガが好きなんです。頭がスッキリします。
そうなんですよ!ヨガなしでは生きていけません。
3.
彼と別れようと思うんだ…彼って…なんて言うか…
傲慢?
そう、その通り。彼はいつも私を見下すの。
「自分が言いたいことを代弁してくれた」くらい強い同意のニュアンスが出ます。
また、同意以外にも「正解」という意味になる場合もあるので、覚えておきましょう。
I hear you
I hear youは、あまり聞きなれない表現かもしれません。
直訳すると「あなたを聞いています」という意味ですが、同意の意味を持つフレーズです。
ただ、他のフレーズに比べると同意の度合いは弱く、「言いたいことはわかるよ。賛成するかどうかは別としてね」くらいのニュアンスになります。
例文
1.
あの人の振る舞いガマンできない!何であんなに自己チューなの?
わかるよ、でも彼がたくさんの物を背負っているってことを理解しなくちゃ。
2.
あー、パーティー行きたくないな。大騒ぎになるんだもん。
わかるよ。顔だけ出して帰ってくればいいよ。
3.
なんで私が謝るらなきゃいけないの?あいつのせいなのに!
わかるけど、君は彼を85回ひっぱたいたんだよ。
例文からもわかる通り、I hear you but…というように、相手の意見に反対する文章がつづくことが多いです。
「まぁ、わかるけどさ…」という言い回しをしたいときに使ってみましょう。
Me neither
Me neitherも同意の表現ですが、少し特殊です。
相手の言ったことが否定形だった時のみ使える、同意の表現なのです。「私も~じゃないな」みたいな感じです。
neitherには「~も…でない」という否定の意味が、もとから含まれています。
使い方を、例文を見ながら学んでいきましょう。
例文
1.
ここのフライドポテト嫌い。
僕も。しょっぱすぎるんだよね。
2.
まだ帰れないよ。仕事が多すぎ。
私も。深夜までにこれを終わらせないと。
3.
先生にはゼッタイにならない。
僕も。教えるのは向いてないよ。
Notだけでなく、neverなどの否定形の単語があれば、me neitherで返答ができます。
Me tooでも通じないことはありませんが、じゃっかんのカタコト感が出てしまいます。
I agree
I agreeはそのままですね。
直訳だと「私は賛成する」という意味になります。
素直な同意の表現で、フォーマルな場面でも使用可能です。
「だよねー!」というよりも「うん、自分も同意見かな」というように、やや冷静なニュアンスになります。
例文
1.
グリーン先生の講義は面白いけど、少し時代遅れだよね。
確かに。彼のことを性差別主義者だと感じる人もいるだろうね。
2.
私の意見では、今はプランBの方が効果的です。
彼女に賛成です。プランAはリスクが大きすぎます。
3.
もう遅いね。ピザ取ろうか。
賛成。疲れて料理できないよ。
I agreeは理屈の通った意見に対して、「自分もそう思う」というように同調するときに、よく使われる表現です。
ビジネスシーンでも使えるので、ぜひ覚えて使ってみましょう。
まとめ
独学で英語を勉強していると、文章の組み立て方は上手だけど、会話がどこかぎこちない、ということになってしまう人が多いです。
こうなってしまう原因の1つは、今回紹介したようなリアクションに関する知識不足です。
いくらハイレベルな文章を作れても、相手と会話のキャッチボールができなければ、楽しい会話はできません。
これからは文章だけでなく、リアクションのフレーズも意識してい覚えていくと、英会話の学習がもっと楽しくなっていくでしょう。
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