Thinkだけじゃない!「考える」の英語表現をニュアンスや場面ごとに紹介!

英会話でよく使うフレーズ集, 英語学習コラム

 


「”考える”は英語で?」
と聞かれた時、多くの人がThinkと答えます。

 

 

Thinkは、小学生で習うし、ネイティブスピーカーも日常で使う単語です。

英会話で多用することは、何ら問題ではありません。

 

 

 

しかし、「考える」と言いたいときに、thinkばかり何度も使うのは避けるべきです。

 

 

 

今回の記事では、意味は同じでも複数の言い方を覚えておくべき理由と、thinkと同じ意味の単語を、音声付きの例文と共に7つ紹介します。

 

 

 

 

あなたの英語のレベルが、くいッと上がること間違いなしなので、ぜひ最後まで読んでいってください!

 

 

 

 

 

 

 

同じ意味の単語を複数覚えておくことの大切さ

 

 

なぜ、同じ意味でも、複数の単語を覚えておかなければいけないのでしょうか?

 

 

thinkさえ使えれば言いたいことは伝わるのだから、それだけ覚えておいて、別の意味の単語を覚えたほうが効率がいいような気がしますよね。

 

しかし、そうは行かないのです。

 

 

 

理由は

 

・教養のない人だと思われる
・相手に知らない単語を使われたら理解できない
 

この2つです。

 

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

教養のない人だと思われる

 

 

まず1つ目が、教養のない人だと思われるということです。

 

 

英語圏では、気の利いたジョークと同じくらい、語彙力がその人の知識の深さのバロメーターとして使われます。

 

 

 

もちろん状況にもよりますが、会話の中でたくさんの単語を使いこなせる人がいたら

 

あ、この人は頭が良くてしっかりしている人なんだな

 

 

と、多くの人が判断するでしょう。

 

 

そのためアメリカやイギリスのビジネスマンたちは、語彙力を身に付けるために、新聞や本を読み漁るのです。

 

 

 

ちなみに

 

英語は母国語じゃないんだから仕方ないじゃん!

 

という言い訳は通用しません。

 

 

旅行客ならまだしも、留学生やビジネス目的で滞在している人は、現地の人と対等に扱われます。特にビジネスマンは、語彙力が乏しいと損をすることが多いです。

 

 

 

 

 

 

相手に知らない単語を使われたら理解できない

 

 

2つ目の理由は、相手に知らない単語を使われて理解できなかったら困る、ということです。

 

 

 

自分が話すときはthinkだけ使っていても成立しますが、相手がthinkだけ使ってくれるとは限りません。TOEICや英検などの試験でも同じですね。

 

 

 

さっきも言ったように、イングリッシュスピーカーは同じ単語を何度も使うことを嫌います。

 

 

 

そのため、同じ内容を繰り返すときでも、違う単語やフレーズを使うことが多いのです。

 

 

 

そのときに理解できないと、いったん会話が途絶えてしまうし、試験だと失点につながります。

 

 

 

同じ意味の単語をいくつも覚えておくことは、違う意味の単語をたくさん覚えることと同じくらい、大事なことなのです。

 

 

 

それでは、thinkと同じ意味の単語を、ニュアンスの解説や、例文と一緒に学んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

Think

 

とりあえずThinkから始めますね。

 

 

あまりに一般的な単語のため、ニュアンスまで考えたことがある人は少ないのではないでしょうか?

 

 

 

「思う」とか「考える」という意味ですが、どれくらいの確信度や、意志の強さがあるのかわかりますか?

 

そういったニュアンスを解説していきます。

 

 

Thinkのニュアンスは「確実な裏付けは無いけど、自分の導き出した答えはこうです」という具合です。主観的ですね。

 

 

ゼッタイとは言えないけど、自分の考えではこうだな

 

 

くらいの感じですね。

 

 

 

では、例文を見ながら、そのニュアンスをつかんでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

例文

 

 

I think Brady will be here. He said he is in town this weekend.
ブレディーは来ると思うよ。今週末はこの町にいるって言っていたから。

 

 

 

パーティーや、何かの集まりで聞くことのありそうな一言ですね。ここではパーティーということにしておきましょう。

 

 

話し手の主張は「ブレディーはパーティーに姿を現すだろう」ということです。そして理由が「ブレディーは今、町にいるから」というもの。

 

 

確かに、どこか遠くへ出かけていないのなら、仲間の集まるパーティーに来てもおかしくなさそうですね。

 

 

しかし、町にいるからといって、必ずしも暇というわけではありません。

 

 

 

週末に仕事が入っているかもしれないし、体調がすぐれないかもしれませんよね。

 

 

つまりこの主張は、話し手の主観から出た考えで、誰もが納得する裏付けは無いのです。

 

 

Thinkは、このような確信度の場合に使われます。

 

 

 

 

 

 

guess

 

 

続いてguessです。

 

 

 

Guessは、かなり直感的「考える」を表す動詞です。「予測する」という日本語訳からも、何となく想像がつきますね。

 

 

これといった理由は無いけど、なんとなくそんな感じがする。
状況を見た感じ、そうみたいだね。よくわかんないけど。

 

 

これくらい、確信度の低い表現です。自信は無いけど、自分の考えを言いたいときに使えますね。

 

 

例文

 

 

 

“Wait, there is no car in the parking lot."
“I guess the store is not open today."

「待って、駐車場に車が1台も無いよ。」
「どうやら、今日はお店は開いていないみたいだね。」

 

2人目の話者は、「駐車場に車が無い」という事実から「お店は開いていない」という結論を導き出していますね。

 

 

論理的ではありますが、これはあくまで話者が何となく感じていることの領域を超えません。

 

 

偶然、ほかのお客さんがいなかっただけかもしれませんからね。

 

 

これくらい曖昧な理由ならば、Guessを使うのが適切です。

 

 

ここでもし、「今日は祝日だから」とか「クリスマスイブだから」という理由があれば、thinkもしくはもっと確信度の高い動詞を使うこともできるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

suppose

 

supposeも「考える」という意味で使われます。

 

 

ニュアンスは、supposeを辞書で引くとよくわかるでしょう。「仮定する、想定する」という意味が最初に出てくると思います。

 

 

そこからもわかる通り

一応の裏付けはあるけど、あくまで自分の仮定や想定にもとづいた考えです。

 

 

くらいのニュアンスですね。「~のはずだ」みたいな。

 

確信度で言うと、guess以上、think以下というところです。

 

 

 

例文

 

 

 

“Why is Jason so rude today?"
“I don’t know, but I suppose there has to be some resons. He is usually a really polite person."

「何で今日のジェイソンはあんなに失礼なの?」
「わからない。でも何か理由があるはずだよ。彼はいつもとても礼儀正しい人だから。」

 

 

2人目の話者は、「ジェイソンさんは普段は礼儀正しい人=失礼な態度をとるには何か理由があるはず」という理論をもって話しています。

 

 

そこから「なにか理由があるはず」という仮定を話している、ということですね。そのためsupposeが適切になります。

 

 

 

 

 

 

believe

 

これまでの微妙なニュアンスと違い、believeはかなりの確信度を持った単語です。

 

 

 

「信じる」という和訳からもわかる通り、「そうだと自信を持って確信している」というニュアンスです。

 

 

 

今回紹介する単語の中では、1番確信度が高いですね。

 

 

 

また、日本語で「信じる」というとやや大げさな表現に聞こえますが、ネイティブスピーカーの日常会話では「考える、思う」という意味でカジュアルに使われます。

 

 

 

 

例文

 

 

“Will Stacy come to this party?"
“I believe so. She said she refused to work overtime earlier just to come here."

「ステイシーはこのパーティーに来るのかな?」
「来るよ。ここに来るために残業断ったってさっき言ってたし。」

 

 

 

2人目の話者が、believeを使って、ステイシーがパーティーに来ることを主張してます。

 

 

 

本人が残業を断ってまで来たがっている、という情報があるのだから、十中八九ステイシーは来ますよね。

 

 

 

それだけの確信度があれば、believeを使うのが自然です。

 

 

 

 

 

consider

 

 

conciderも、「考える」という意味ですが、とくに「~と考慮する」とか「~だとみなす」というニュアンスがあります。

 

 

若干かしこまった雰囲気があり、客観的な裏付けを持って、何かを公に主張するときなどによく使われます。

 

 

 

また、語順が少しトリッキーなので、気を付けましょう。

 

 

 

 

 

例文

 

 

We consider Mike Tyson the strongest boxer in the history.
私たちは、マイク・タイソンを歴史上もっとも強いボクサーだと考えている。

 

 

「cosider A B」「AをBだとみなす、考える」という意味になります。前置詞が少ないと感じるかもしれませんが、これが正しい構文の形なので気を付けましょう。

 

 

「個人的な感想」というよりは、「多数の人間の総意の考え」「一般的な感覚をふまえた上での意見」というニュアンスが強くなります。

 

 

 

 

 

 

 

ponder

 

ponderは、聞いたことが無い人も多い単語かもしれませんね。実際に、英検1級レベルの英単語に指定されています。

 

 

「熟考する、思案する」という訳です。

 

 

「これだ!」という結論を導き出すために、じっくりと考える、というイメージですね。

 

 

 

腕を組んで、眉間にしわを寄せて考える、という場面が思い浮かびます。

 

 

 

 

 

例文

 

 

Colonel Mustang was pondering what to do next.
マスタング大佐は、次の一手を考えていた。

 

I was pondering on what Colonel Mustang said to me earlier.
さっきマスタング大佐に言われたことについて考えていたんだ。

 

 

 

 

他動詞自動詞があるので、例文を2つ用意しました。意味はあまり変わりません。

 

 

黙ってじっくりと考えたり、物思いにふける感じで考える、みたいなニュアンスですね。

 

 

ruminate

 

ruminateも同様に、じっくり考えるタイプの動詞です。「思いめぐらす、黙って考える」という和訳になります。

 

 

他に「反芻(はんすう)する」という意味もあり、何度も咀嚼するようにして考えをまとめる、というニュアンスですね。

 

また、「考える」の意味では自動詞しかないので、前置詞が必要になります。

 

 

 

例文

 

 

After graduation, he ruminated on his life at his highschool.
卒業式のあと、彼は自身の高校生活について思いをめぐらした。

 

 

前置詞には、on, over, aboutなどが使われます。

 

 

若干感傷的な雰囲気が出る動詞ですね。

 

 

 

 

 

contemplate

 

contemplateも、じっくり系です。

 

 

「熟考する、じっくり考える」という意味になります。

 

 

 

特に、結婚や転職、引っ越しなどの重要な決断について考えるときなどに、よく使われます。

 

 

 

例文

 

 

He is contemplating a job change.
彼は転職について考えている。

 

 

 

長い期間を使って考える、というニュアンスになります。

 

 

また、「静観する、じっと見つめる」「期待する、予期する」という複数の意味があるので、押さえておきましょう。

 

 

 

まとめ

 

辞書に載っている意味は同じでも、使う場面や表現したいものが微妙に異なるのって、面白いですよね。

 

 

ネイティブスピーカーたちは、こういった単語を、無意識に使い分けています。

 

 

このような使い分けをできるようになれば、自分の言いたいことをより明確に伝えられるようになりますし、なにより周りからの評価も上がります。

 

 

英語圏では語彙力は知識のバロメーターですからね。

 

 

「ボキャブラリーに自信がない…」という人は、とりあえずこの記事で出てきた単語を復習してみてください!

 

 

この記事が、あなたの英語ライフをちょっとリッチに出来れば幸いです。

 

 

 

 

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