やり直し英語の味方|「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」レビュー
Amazonで高評価を得ている英語教材「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」のレビューをしていきます。
Contents
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」の情報
タイトル:中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
出版社:学研
著者・監修者:山田暢彦
総ページ数:325ページ
価格:税抜き2,300円
CDの有無:2枚付属
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」の構成
全体の構成としては一般的な文法書と変わりはありません。
主語と動詞、be動詞、一般動詞など初歩的な単元から始まり、後半では比較や関係代名詞など、一歩進んだ単元を取り扱っています。
1つの単元は2~9の項目に分けられて説明されています。
こんな感じ↓
例)
単元:一般動詞
- 項目1:いろいろな動詞
- 項目2:「3人称」とは
- 項目3:動詞の使い分け1
- 項目4:間違えやすい3単現
- 項目5:動詞の使い分け2
- 項目6:動詞の形のまとめ
それぞれの項目は解説1ページと練習問題1ページの合計2ページごとにまとめられていて、
1つの単元が終わるごとに、2ページの復習問題が出てくるというながれです。
練習問題と復習問題は学校のテスト風になっています。
本書全体を通してこの構成が一貫されていますね。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」の良いところ・悪いところ
良いところ
最小限の文法用語
小難しい文法用語が使われていません。
文法の勉強が続かない理由の1つは、日常では使わない文法用語に戸惑ってしまうということです。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」では、文法を日本人なら誰でもわかる言葉で説明してくれています。
文法用語を使うときは必ず詳しい説明がついているので安心です。
例) 修飾語のことを「情報をプラスする言葉」と言い換えています。
親しみやすいイラスト
かわいいイラストや手書き風の書体、吹き出しなどが多く使われているので、読みやすいです。
色使いもやさしく、抵抗なく読み進めることができます。
ペースがゆっくり
1つ1つの単元を例文を交えてじっくり解説しているので、進むペースがゆっくりです。
「あれ、これの説明もう終わり?」ということがなく、納得しながら次の単元に進めます。
文法書+問題集+リスニング+スピーキング
メインは文法の解説ですが、それと一緒に練習問題も解けて、付属のCDでリスニングやスピーキングも練習できます。
悪いところ
練習問題が邪魔になるかも
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は、本の半分が練習問題となっています。
なので、単純な文法書として本書を使いたいという方は、もしかしたら練習問題の部分が邪魔になってしまうかもしれません。
リスニングはあくまでおまけ
付属のCDを使ってリスニングの練習ができると述べました。
しかし、CDでは例文をひたすら読み上げるだけで、長文や会話文などはないので、本格的にリスニングの練習をしたいのであれば別の教材を買う必要があるでしょう。
また、CDの読み手が2人しかいないところも気になりました。
リスニングは喋る人の声の質に大きく左右されるので、老人、子供、イギリス人など、読み手のバリエーションがもう少しあってもいいかなと思いました。
こんな人におすすめ
おすすめする人
- 英文法を一からやり直したい人。
- 中学で英語の勉強についていけなくなってしまった人
- 「必要最低限の文法力」を身に着けたい人
- 上手に英語を教えられるようになりたい人
おすすめしない人
- 英検3級以上もしくはそれ相当以上の英語力がある人
まとめ
総合的な評価としては「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」はかなりおすすめです。
特にこれから英語の勉強を始めたいという方は読んでおいて損はないでしょう。
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