【音声あり】「節約」は英語で?「増税」や「物価上昇」の話題でよく使われる「節約」や「家計」に関する表現を紹介!雑談で意外と盛り上がる?

英会話でよく使うフレーズ集, 英語学習コラム

 

日本では増税や物価高騰で、誰もが経済的に工夫していかなければいけない環境を生きています。

 

 

家計を保つために節約することは、生きていくうえで誰もが身に付けていかなければいけないスキルですね。

 

 

しかしこれは日本に限ったことではなく、世界でも同じです。

 

 

そこで今回は、「節約」「家計」などに関連した英語表現を、例文と共に紹介していきます。

 

 

よほど恵まれた環境に生まれていない限り、ほとんどの人が経験のあることなので、「節約」は雑談にはもってこいのトピックなのです。

 

 

 

 

 

 

「節約」を表す表現

 

まずは「節約」の言い方を見ていきます。いくつかあるので、状況によって使い分けられるようになりましょう。

 

 

 

 

 

save money

 

もっとも一般的な言い方がsave moneyです。

 

日本語でも何かを節約することを「セーブする」と言いますが、英語でもsaveという単語を使って様々な物の節約を表現できます。

 

例文を見ていきましょう。

 

 

 

They save money for their wedding.
彼らは結婚式のために節約している。

save money for A「Aのために節約している、貯金している」という意味になります。

 

 

I save money by using an electric fan instead of AC.
エアコンの代わりに扇風機を使うことで節約している。

save money by A「Aによって節約している」という言い方ができます。

ACAir Conditioningの略で、「エアコン、空調」という意味です。

 

What is the easiest way to save money?
節約するのに最も簡単な方法は何です?

to不定詞を使った例です。To以下がwayを修飾する形容詞句となっています。

 

 

 

Saving money is important but hard to do.
節約は大切なことだが、難しいことだ。

動名詞にした例です。「節約すること」という意味ですね。

 

 

また、Saveはお金以外に対しても使うことができます。ついでに他の使い方も見てみましょう。

 

 

You have to save your energy. We got 6 hours drive tonight.
体力をとっておいてね。今夜は6時間運転しなきゃいけないんだから。

 

 

You can use Excel to save some time.
エクセルを使って時間を節約できるよ。

 

 

Save yourself for the party tonight.
明日のパーティーのために体力を取っておきなさい。

 

「時間」「体力」などに対してもsaveが使うことができます。また、save yourself(体力を取っておく)は知らなければ意味が分からない言い方なので、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

economize

economize「節約する、倹約する」という意味の動詞です。英検だと2級以上のレベルの単語ですが、1語で「節約する」を表現できるので便利ですね。

 

例文を見ていきましょう。

 

 

 

The consumption tax will increase from December. We need to economize
12月から消費税が上がる。私たちは節約しなければならない。

 

 

Boss told us to economize on expenses.
上司は私たちに、経費を節約するように言った。

 

 

We have to economize on time.
時間を節約しなければならない。

 

 

I always make a to-do list to economize my spare time.
余暇を有益に使うために、いつも「やることリスト」を作ります。

 

 

economizeには自動詞と他動詞の使い方があるため、economize A, economize on Aと、前置詞を付ける場合とそうでない場合があります。

 

意味に大きな違いな無いので、そこまで気にすることはないでしょう。

 

最後の例文のように、「有益に使う」という意味での使われます。

 

 

 

 

 

 

cut down

cut downは「(木などを)切り倒す」という意味ですが、「経済的に切り詰める」という意味もあります。

 

economizeよりもカジュアルな表現で、日常会話ではcut downの方が使用頻度は多いです。

 

では、例文を見ていきましょう。

 

 

 

 

We must cut down expenses, don’t you think?
費用を切り詰めないと、そう思わない?

 

 

The budget for this project has been cut down by half.
このプロジェクトのための予算は半分に減らされた。

 

 

They cut down the price by half after Christmas day.
彼らはクリスマスの後に、値段を半分にした。

 

 

You have to cut down drinking.
あなたはお酒を控えないと。

 

 

 

cut down A「Aを節約する、少なくする、抑える」という言い方ができます。

 

例文からもわかる通り、お金以外でもアルコールやタバコなどを減らすときにもcut downが使えます。

 

ちなみにdrinkingは「飲む」なのですが、特にアルコールを飲むことを指す場合があるので覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

 

「ケチ」を表す表現

 

お金を必要以上に節約したり、物惜しみしたりする人のことを「ケチ」と言います。

 

倹約は大事なことですが、あまりに行き過ぎると周りの人たちを不快にさせかねないから、加減できる様になりたいところですね。

 

英語でも、「ケチ」に相当する表現は存在するので、見ていきましょう。

 

もちろん、英語でもネガティブな印象がある言葉ですので、使う時には注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

stingy

「ケチ」を表す単語で代表的なものが、stingyという形容詞です。発音は「スティンジー」ですね。

 

例文を見てみましょう。

 

 

 

 

Don’t be so stingy with your money.
お金をそうケチケチするなよ。

 

 

Stingy people tend to be rich.
ケチな人が金持ちになりがちだ。

 

一般的な形容詞の使い方ができます。

 

「~についてケチである」はstingy withという言い方をしましょう。

 

 

 

 

 

 

cheap

cheapは「安い、お粗末な」という意味が主流ですが、口語では「ケチ」という意味になることもあります。

 

 

You shouldn’t be so cheap with tip.
チップをそんなにケチるべきじゃないよ。

 

 

He is such a cheapskate.
あいつはとてもけち臭い男だ。

 

 

stingyと同様、withを使って「~についてケチである」という言い方ができます。

 

cheapskateは「ケチな奴」という意味のスラングですね。Cheap関連の俗語だったので紹介しておきました。

 

 

 

 

 

 

 

「家計」を表す表現

 

続いては、「家計」を表す英語表現を見ていきましょう。

 

日本語では日常的に使う言葉ですが、英語だと分からないという人は多いです。

 

 

 

 

 

 

family budget

budgetは「経費、予算」という意味です。Family budgetは直訳すると「家族の予算」となり、日本語で言う「家計」に相当する言葉になります。

 

日常会話での使い方を見ていきましょう。

 

 

 

My husband mainly supports our family budget.
私の旦那が主に家計を支えています。

 

 

Our oldest daughter also earns the family budget.
私たちの長女も家計を稼いでいます。

 

 

A family budget book is a good way to find waste.
家計簿は浪費を見つけるのに良い方法だ。

 

 

Our family budget is in the red this month.
今月の私たちの家計は赤字です。

 

 

The tax increase is pressing our family budget.
増税が家計を圧迫している。

 

 

そのまま使えそうなフレーズがいくつか出てきましたね。

 

 

support our family budget=家計を支える
earn the family budget=家計を稼ぐ
A family budget book=家計簿
in the red=赤字で、借金をして
press our family budget=家計を圧迫している

 

 

言葉の意味の性質上、Ourtheirなどの複数形の所有格が付くことが多いです。

 

 

 

 

 

 

family finance

financeは「財政」という意味で、family financeは「家族の財政」となります。

 

意味やニュアンスはfamily budgetとほとんど同じです。

 

 

They don’t know how to handle the family finance.
彼らは家計に管理の仕方を知らない。

 

 

You need to keep up with your family finance to save money.
貯蓄をするには、家計に注意していなければならない。

 

特に変わった言い回しはありません。Family budgetよりも若干堅い言い方です。

 

 

 

 

 

 

household economy

householdには「家庭、世帯、一家」という意味があります。そしてEconomyは「経済」です。

 

この2つの単語を合わせることで、「家庭の経済」つまり「家計」という意味になります。

 

では、例文を見ていきましょう。

 

 

 

 

We both are responsible for the household economy.
私たち両方に、家計を支える責任がある。

 

 

In some countries, children often contribute to the household economy.
ある国々では、子供たちが家計に貢献することがよくある。

 

 

His alcoholism is destroying their household economy.
彼のアルコール依存症は、彼らの家計を破壊している。

 

household economyは、family budgetfamily financeに比べると若干堅い印象になります。

 

 

 

 

 

 

「増税」を表す表現

 

続いては、節約や家計の話のきっかけになりやすい言葉、「増税」を英語でなんというのかを見ていきます。

 

意外とシンプルです。

 

 

 

 

 

a tax increase

「税金」はtaxで、「増える」はincreaseです。

 

これらをそのままつなげてtax increaseと言えば、「増税」という意味になります。

 

冠詞のaかtheが付くので気を付けましょう。

 

では、実際の文章でどのように使われるのかを、例文と共に確認していきます。

 

 

 

The Yamada Cabinet announced a proposal for a tax increase.
山田内閣は増税案を発表した。

※Cabinet=内閣

 

 

Did you hear about the tax increase?
増税のことについて聞いた?

 

 

Most people opposed a tax increase.
ほとんどの人が増税に反対している。

 
 
 
 

 

 

 

increased taxation

少々固い言い方になりますが、increased taxationという言い方もあります。このincreased「過去分詞の形容詞的用法」というヤツで、直訳すると「増やされる税金」となります。

 

 

 

The risk of increased taxation is that it might cause economic slump.
増税のリスクは景気の低迷が起こりうるということだ。

 

 

The official announcement showed that increased taxation has become a real possibility.
その公式発表は、増税が現実的になっていることを示した。

 

 

日常会話ではtax increaseの方が自然ですが、どちらも覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

「物価」に関する表現

 

「物価が上がった」「ここは物価が安い」という言い方はよくします。

 

この「物価」は英語では何というのでしょうか?実は結構簡単です。

 

 

 

 

 

 

prices

1つ目がpricesです。「価格、値段」という意味で日常会話でも使いますね。文脈次第では「物価」という意味になることがあります。

 

物価は「様々な物やサービスの価値」なので、複数形になることが多いので気を付けましょう。

 

 

Because yen is getting weaker, prices are rising.
円安のため、物価が上がっている。

 

 

Prices have risen by 15%.
物価が15%上がった。

 

 

I may not have good income, but prices are low here.
収入は少ないかもしれないが、ここは物価が安い。

 
 
 

 

 

 

prices of commodity

priceだけで物価が表現しづらい場合は、prices of commodity, 直訳だと「商品の値段」という言い方をすることでより限定的に表現することができます。

 

 

 

Prices of commodities are very high.
物価が非常に高い。

 

 

Market forces determine the prices of commodities.
市場要因が物価を決める。

 

※Market forces(市場要因)=自由市場などの、需要と供給の力の相互作用のこと

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

「節約」に関する英語表現を見てきましたが、意外と日常の世間話でも使えるものが多かったのではないでしょうか。

 

冒頭でも述べたように、節約や税金に関する話って盛り上がることが多いのです。

 

ただ注意点としては、初対面やそこまで親しくない関係の人の場合は、お金の話は控えるべきでしょう。

 

「収入いくらですか?」とかはもちろんNGですし、仕事についてもあまり深く聞かないのがマナーです。

 

また、税金や政府に対する愚痴などは、相手を選びましょう。

 

「今月ピンチで節約しなくちゃいけないんだよね。」とか「こんな風にすれば節約できるよ。」といった気軽な会話で盛り上がってみましょう。

 

 

 

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