英会話が楽しくなる!英語の表現力を上げる文頭フレーズ20選 【Part1】
英語でコミュニケーションをとったり、文章を作ったり。
英語で考えを表現するのって大変なことですが、とても楽しいですよね。
言いたいことがスッと口から出てきたときの達成感は、何物にも代えがたいものです。
しかし会話力がある程度のレベルに達すると、

ということがあるのではないのでしょうか?
多くの英語学習者が経験することですね。
例えば、「ジェームス結婚するらしいよ。」と言いたいときは、どのように表現すればいいでしょうか?
James is going to get married.だと、「らしい」のニュアンスが含まれていないし、
I think James is going to get married. だと、あなたの予測になってしまいます。
こういう場合は文頭に I heard をつけて、I heard James is going to get married. とするのが適切です。
今回はこのI heard のような、文頭にくっつけるだけで表現力をグッとUPできるフレーズを20個、音声付きで紹介していきます。
すべて完成された文章の頭にくっつけるだけです。
ぜひたくさんの表現を覚えて、英会話や英作文で使ってください!
最後には練習問題も用意してあります!
(ちょっと長いので2記事に分けています。この記事では10個のフレーズを紹介します。「もっと見たい!」という方は、最後にPart2へのリンクを張っておくので、そちらからご覧ください。)
Contents
文頭フレーズ1:No wonder~
「道理で~なわけだ」
「~なのも納得だね」
という意味のフレーズです。
wonderには「驚くべきもの、不思議」という意味があります。
その wonder を No を使って否定することで、「不思議なことなどない」、つまり「~なのも納得だ」という表現が出来上がるというわけです。
では実際の会話で、No wonderはどのように使われるのでしょうか?
例文を見てみましょう。
No wonder~ を使った例文

ステファンのやつ、どうかしたの?
あいつ今日の午後に試験があるってこと忘れてたんだ。


あぁ、道理でイライラしているわけだ。
音声
解説
Aさんはステファンの様子がおかしいとおもい、「What’s wrong (どうかしたの?)」と聞いています。
Bさんは事情を知っていたようで、Aさんにステファンの様子がおかしい理由を説明していますね。
そして状況を理解したAさんは「No wonder…」と納得しているわけです。
wonder の使い方をもっとよく知りたい方はコチラの記事をどうぞ↓
英語で言える?その15:どこにあるのかな?
文頭フレーズ2:It’s too bad ~
「~ということは残念です。」
「~なのは残念ですね。」
といった表現ができる文頭フレーズです。
It…that~構文というものが使われており、Itは形だけの主語で、that以下の文章全体が実際の主語になります。
つまり、「”that以下” は too badですね。」となるわけです。
では実際の使い方です。
It’s too bad (that) ~ を使った例文

昨晩のコンサートどうだった?
すごくよかったよ!来れなくて残念だったね。


本当に。仕事が終わらなかったんだ。
音声
解説
Amazingなコンサートに、仕事のため行くことが出来なかったAさんに対して、BさんはIt’s too badを使い、「来れなくて残念だったね」と同情しています。
文頭フレーズ3:It seems like~
「~のようですね。」
「どうやら~のようだ。」
といったことを表す表現です。
It はこれといって特定のモノを指しておらず、なんとなくの全体の状況や雰囲気を指しています。
Seemは「~らしい、~に見える、~と思われる」という意味の動詞。
likeは「好き」ではなく、「~のような、~らしい」を意味する前置詞ですね。
全体の流れや雰囲気を察するに~のようですね。
状況から判断すると、どうやら~のようだ。
といった、ちょっとあいまいなニュアンスを表現できます。
では例文です!
It seems like~を使った例文

ねぇ、ジェナ!パーティーはどんな感じ?
順調よ!みんな楽しんでるみたい。

音声
解説
「パーティーはどう?」と聞かれたジェナさん(Bさん)。
楽しいかどうかをみんなに直接聞いて回ったわけではないけど、たくさんの笑い声と賑やかな様子から判断し、「みんな楽しんでいるみたい。」と、It seems like で答えています。
英語で言える?その42:彼は忙しそうだ。
文頭フレーズ4:It’s not like~
「~というわけではない」
ということを表す表現ですね。
likeは先ほどの It seems like~と同様、「~のような」という意味の前置詞です。
「~というような感じではない」といった口語的な表現です。
これは例文を見たほうが早いですね。
It’s not like~を使った例文

では、このプランで大丈夫ですね?
えぇと、全てに賛成というわけではありませんが、大体のアイデアは好きです。

音声
解説
「このプランで良いよね?」と聞かれたBさんは「すべてに賛成というわけではない」ということをIt’s not like~を使ってハッキリと伝えています。
文頭フレーズ5:I feel like~
「~のような気がする。」
という意味の表現です。
こちらのlikeも前置詞で、直訳すると「~のように感じる」ですね。
「はっきりした理由はないけど、~なんじゃないかな」といった、自信はないけど私はこう思う、というニュアンスが出ます。
自分がどう感じているかを細かく伝えることが出来る表現ですね。
I feel like~を使った例文

ピーターソンさん、私のプレゼンはどうでしたか?
とても良かったよ。でも、もっと練習したほうがいい気がするな。ずっと紙を見ていただろ。

音声
解説
上司のピーターソンさんに、自分のプレゼンはどうだたっかと意見を求めています。
ピーターソンさんは「とても良かった」と全体の評価を伝え、その後I feel like~を使い、個人的に感じたことを述べています。
もう間違えない!Feel like の意味と使い方3つ【音声付き例文&練習問題】
文頭フレーズ6:In other words~
「言い換えると」
「別の言い方をすると」
という意味の表現です。
直訳すると、「他の言葉だと」となります。
直前に言ったことを、分かりやすく言い換えるときによく使われます。
どちらかというと書き言葉で使われますが、会話でも出てくる表現です。
In other words~を使った例文

こんにちは、ピーターソンさん。どうかしましたか?
In other words, you’re being promoted.
君が部署全体を率いるのに適任だ、ということを伝えたくてね。
簡単に言うと、君は昇進するんだ。

音声
解説
ピーターソンさんはまず「君が部署全体を率いるのに適任だ」ということを伝えます。
そのあと、In other words (つまりどういうことかって言うと)を間に挟み、「君は昇進できるよ」ということを伝えています。
文頭フレーズ7:I bet~
「きっと~だろうね」
「~に違いない」
を意味する文頭フレーズです。
betは「賭ける」という意味の動詞です。
「私は~ということに賭ける」
つまりお金を賭けてもいいぐらいか確信があるということ。
というわけで I bet~は「~に違いない」という意味になるのです。
ニュアンスとしてはI’m sure と同じ感じです。
I bet~を使った例文

新しい髪形どうかな?ジョンにまだ見せてないんだけど…
ゴージャスだよ!絶対彼も気に入るって。

音声
解説
ジョンが新しい髪形を気に入ってくれるか心配なAさん。
そんなAさんにBさんは、I bet を使って「絶対に気にいるよ」とエールを送っています。
文頭フレーズ8:Believe it or not~
「信じようと信じまいと」
「信じられないかもしれないけど」
という表現です。
「あなたはこの事を信じるかもしれないし、信じないかもしれないけど、実際のところは~なんだよ」
という感じで、ちょっと驚きなことを言うときに文頭にくっつける表現ですね。
Believe it or not, ~を使った例文

あのさ、メリッサに彼氏がいるかどうか知ってる?
ディナーに誘おうかと思ってるんだ。
ティム、信じられないかもしれないけど、彼女には3人の孫がいるんだ。

音声
解説
メリッサさんをデートに誘おうとしているティムに対してBさんが、Believe it or not…と衝撃の事実を告げます。
そんな風には見えないくらい若々しい見た目をした女性だったのでしょう。
文頭フレーズ9:As you may know, ~
「知ってるかもしれないけど」
「ご存じかもしれませんが」
を表す表現です。
Asは「~のように」という意味の接続詞。
Mayは「~かもしれない」という意味の助動詞。
少し不自然になりますが、直訳すると「あなたが知っているかもしれないように」となります。
ちなみに、mayを省いた As you know も使われますが、As you know には「あなたもご存じのとおり」という、相手がその情報を知っていて当然、というニュアンスがあります。
そのためもし相手がその情報を知らなかったら「いや、聞いてないけど…」と不信感を抱かせてしまいます。
なので、よほど確信がない限り As you may know を使うのが無難です。
As you may know, ~ を使った例文

やぁ、ルーシー。最近どう?
最高よ!知っているかもしれないけど、娘が結婚するの。
ハッピーな大混乱にどうにか対応しているわ。

音声
解説
Aさんに「最近の調子はどう?」と聞かれたルーシーさん(Bさん)は、「知っているかもしれないけど、娘が結婚するの」と伝えます。
Aさんはおそらく、SNSや共通の友人から、結婚のことを知っていてもおかしくない人物だったのでしょう。
文頭フレーズ10:Like I said, ~
「さっきも言ったけど」
「繰り返しになるけど」
という意味の表現です。
Like は「~のように、~と同様に」という意味の前置詞です。
直訳は「私が言ったように」ですね。
「さっき私が言ったことを思い出してほしいんだけど。」
「さっきも同じこと言って、繰り返すことになるけど。」
といった、断り的なニュアンスですね。
Like I said, ~ を使った例文

ジェシー!何を着たらいいか分からないんだ!彼女は赤が好きかな?青が好きかな?
落ち着けよ、タイラー。さっきも言った通り、ありのままでいれば良いんだよ。
彼女の理想の男になろうとするなって。

音声
解説
好きな女の子に会いに行くために準備をしているタイラー(Aさん)。「彼女は赤と青どっちが好きかな?」とパニくっています。
そこでジェシーが「Like I said, (さっきも言ったけど)」と断りを入れたうえで、「ありのままでいれば良いんだよ」とアドバイスをしています。
Like I said と言っていることから、以前にも同じようなやり取りがあったことが分かりますね。
文頭フレーズを練習してみよう!
この記事ではとりあえずここまでにしておきましょう。
続きのPart2はコチラ↓からどうぞ!
英会話が楽しくなる!英語の表現力を上げる文頭フレーズ20選 【Part2】
ここではPart1のまとめとして、練習問題を用意しました!
知識の整理と復習にぜひご活用ください。
Let’s Practice!!
今回紹介した文頭フレーズを使って、次の文章を英訳してください!
1) 彼は驚くに違いない。
2) 何か大きな間違いを犯しているような気がする。
3) さっきも言ったけど、他人がどう思うかなんて重要じゃないんだ。
4) 道理で彼女が叫んでたわけだ。
5) 別の言い方をすると、君と結婚したいんだ。
6) 信じられないかもしれないけど、昇進したんだ。
7) どうでもいいってわけではないんだよ。
8) 知っているかもしれないけど、テキサスに引っ越すんだ。
9) どうやら誰も気にしていないようだ。
10) 彼女に会えなくて残念だったよ。
Example Answers
1) I bet he will be surprised.
2) I feel like I’m making a huge mistake.
3) Like I said, it doesn’t matter what other people think.
4) No wonder she was screaming.
5) In other words, I want to marry you.
6) Believe it or not, I got promoted.
7) It’s not like I don’t care.
8) As you may know, I’m going to move to Texas.
9) It seems like nobody cares.
10) It’s too bad we didn’t get to see her.
Part 2 はコチラから!↓
英会話が楽しくなる!英語の表現力を上げる文頭フレーズ20選 【Part2】
24時間365日ネイティブスピーカーとレッスンし放題!「ネイティブキャンプ」
独学を徹底サポート!!中学英語を使える英語にする教材「JJ English エクササイズ」
万能英語学習法シャドーイングをプロが徹底指導「シャドテン」
発音に特化した専門スクール「ハミングバード」
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません