英語の勉強を習慣化するために知っておくべき大事な考えかた4つ
習慣化さえできれば9割のことは上手くいく
他でもないワタクシの名言です(笑)
いきなりただのさえないブロガーの名言なんて聞かされても困りますよね。
しかし、習慣の力は偉大なものである、ということは自信を持って言えますし、過去の成功者たちもその力の大きさは証明してくれています。
英語もダイエットも楽器も筋トレも、結局は続けた者勝ちなんです。
「正しい方法で続けなければ意味がない」という人もいますが、長い期間続けないことには自分にとっての正しい方法もわかりません。
「続けるだけじゃダメ。 修正点を見つけて改善していかないと」というのも正しい意見ですが、修正点を見つけるまでには結構時間がかかるものです。
つまり、どんなノウハウも習慣化ありきのものなんですね。
と、いうわけで
今回は「英語の勉強を習慣化するために知っておくべき大事な考えかた」というテーマでお話していきたいと思います。
「習慣化するコツ」とはちょっと違くて、習慣化を成功させるために身に着けておきたいマインドセット、と言ったところです。
習慣化の具体的なテクニックはコチラ↓の記事で取り扱っていますので、ぜひのぞいてみてください。
では「英語の勉強を習慣化するために知っておくべき大事な考えかた」を1つずつ見ていきましょう。全部で4つあります。
Contents
その1: 最初の3か月が1番辛い
1つ目は最初の3か月が1番辛いということ。
ビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates(ビズメイツ)」さんの調査によると、英語学習を始めた人の中で、およそ80%の人が3か月以内に英語の勉強をやめてしまうそうです。
しかし同じ調査で、3か月以上勉強を続けた人の挫折率は10%にとどまっている、というデータも出ています。
要するに、最初の3か月が鬼門、ってことですね。
英語もダイエットも筋トレも、最初の3か月間に挫折ポイントが集中しています。
それはなぜなのでしょうか?
理由は
の3つです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
理由1:達成感を感じることが出来ない。
例えば英語学習を1年続けた人は、1年続けたという達成感と、それからくる自信を支えに、行動を起こし続けることが出来ます。
それに、「せっかく1年も続けたんだからもっと続けてみよう」というもったいない意識も助けになりますね。
しかし3か月だけではこの達成感と自信は生まれません。
そのため、モチベーションが下がってしまった日や体調を崩した日などに支えになるものが少なく、「やっぱ自分には無理だったんだ…」と諦めてしまいます。
理由2:新しいことが多くて疲れる
当たり前ですが、勉強を始めたころは何もかもが新しいことばかりですね。
初めて単語帳を買ったり、学習法について調べてみたり、英会話教室に通ってみたり、慣れないことばかりです。
新しい世界に足を踏み入れるのってとてもワクワクできて楽しいことですよね。
しかしそれと同時に、新しいことを始めるってものすごく体力のいることなんです。
仕事や高校・大学生活の最初の3か月を思い出してください。
通勤・通学や朝礼、簡単な雑務や課題提出など、今では何でもないことがとてもストレスになっていたはずです。
勉強を始めて3か月、というのはまさにその状態。
何をするにも必要以上に負担になってしまっているのです。
この状態に耐えられず、「英語の勉強しんどい…」と挫折してしまうのです。
理由3:「本当に英語が身についているのだろうか…」という不安
疑いの心は習慣化の天敵ですね。
このような疑心暗鬼が勉強の習慣化を妨げてしまうことがあります。
実際のところ、3か月では英語力の進歩を感じるのは難しいです。
本腰を入れて毎日勉強しても、英会話力となると身になるまで1年は我慢が必要になります。
「知っておくこと」で挫折を防ぐ
・新しいことが多くて疲れる
・「本当に英語が身についているのだろうか…」という不安
最初の3か月が1番辛くて、その理由もわかったけど、何か対処法はあるの?
実は、対処法は特に用意していません。
理由としては
・解決が難しい
・そもそも解決する必要もない
ということです。
達成感を感じる方法なんて言っても、達成感は無理に作り出すものではありませんし、達成感を感じたとしてもその期間が短ければ結局同じことです。
新しいことにトライして疲れるなんてのは当たり前ですよね。存分に疲れてください。
挑戦に不安はつきものです。
不安の無い挑戦には価値がありません。
どうしても不安を感じないようになりたいのなら、あれです、山に籠ったりとかすればいいんではないでしょうか?多分。知らないですけど。
いずれにしても、これらの問題を解決しようとすることにはあまり意味がありません。
唯一私たちができることは「挫折の理由を知っておくこと」です。
「こういう理由で人は挫折してしまう」ということを知っておけば、自分がその状況に陥ってしまったときに
と、挫折を防ぐことができます。
不安や辛さで道を見失っているときは、1歩下がって自分の心理状態を客観的に分析することで視界が開けてくるものです。
最初の3か月が1番辛い、という事実を知っておくことで習慣化をもっと容易にしよう!
「習慣化」についてもっと知りたい方におススメの本↓
その2:成功曲線と停滞期の存在
「英語の勉強を習慣化するために知っておくべき大事な考えかた」2つ目は、成功曲線と停滞期の存在を知っておくことです。
成功曲線と停滞期の存在を知っていると、習慣化の成功率はグンと上がります。
これらの存在を知らない人は
と、自己否定をしてしまいがちです。
成功曲線と停滞期のことは、しっかり認識しておきましょう。
成功曲線とは
成功曲線とは、ある物事に費やした時間と労力と、その成果を棒グラフで表したものです。
多くの人は、「時間と労力を費やせば、その分成果が生まれる」と思っています。
つまり下のようなピーンとまっすぐなグラフになるということですね。
しかし現実は違います。
時間と労力を費やしてから、実際の成果が出るまでにはタイムラグがあるのです。
結果は遅れて出てくるものなんですね。
スポーツやダンス、楽器演奏などを長期間やったことのある人は経験があると思いますが、今までいくら練習しても出来なかったことが、ある日突然簡単に出来てしまった、ということがあります。
これはそれまでに積み重ねた努力の成果が、時間差でブワッと噴出した結果なのです。
となると、実際の「時間と労力と成果のグラフ」はこんな感じになるわけです。
ギュイーンって上に向かって曲がってますよね。
これが成功曲線です。
この曲線の存在、言い換えると時間と労力と成果の仕組みを理解していると、
と腐ることがなく、逆に
と、成果を求めすぎることなく、力を蓄えることに集中することが出来ます。
その結果、成果が出ないことにストレスを感じることなく、気長に英語の勉強を続けることが出来るというわけです。
もちろん上がりっぱなしではない
今までの努力が実を結び、成果が出始めて、先ほどのグラフのギュイーンのところに差し掛かることをブレイクスルーと呼びます。
このブレイクスルーの期間はすごく楽しいです。
自身に満ち溢れ、英語を使うことが楽しくて仕方がなくなります。
例えるなら、バイオハザードで初めてショットガンを手にしたときのような開放感といったところ。
しかし当然ですが、そのままグラフがギュイーンと上がり続けることはありません。
どれだけ努力を続けていても、必ず停滞期がやってきます。
停滞期とは
停滞期とはその名のとおり、グラフが上がらず、横向きにとどまってしまう時期のことです。
上のグラフの右側の部分ですね。
いくらがんばって走っても、まったく前に進まない、そんな感じです。
スランプと言うほど深刻なものではありませんが、似たようなものだと思ってもらって大丈夫です。
この停滞期に差し掛かると、多くの人が
と勉強をやめてしまいます。
最初のブレイクスルーのあとの停滞期は、鬼門の最初の3か月に次ぐ挫折ポイントなのです。
停滞期はブレイクスルーの予兆
停滞期はブレイクスルーの時とは逆で、恐ろしくつまらないです。
いくら勉強しても、成長が感じられないし、むしろ英語が下手になっていっているのではないかと感じることさえあります。
しかしその辛い時期を乗り越えると、2度目のブレイクスルーというご褒美が待っているのです。
停滞期の後にはギュイーンが来ます。
多くの人がこの事実を知らないため、成長できない自分に対する不安に耐えることができません。
知っておくことと、基礎を徹底することで停滞期を耐える
先ほどの鬼門の最初の3か月と同様、「停滞期というものは必ずやってきて、その後にはブレイクスルーが待っている」という事実を知っておくことが、1番の予防法です。
しかし停滞期に関しては、それ以外にもやっておきたいことがあります。
新しいことには手を出さず、基礎を徹底。
停滞期という不安な時期には、何か変えなければと焦ってしまい、新しいことに手を出してしまいがちです。
新しい勉強方法をトライしてみること自体はいいことなのですが、それが不安からくるものだとしたらあまりおススメはできません。
英語学習に限らず、不安を消すために行う行為は気休め的な要素が強くなり、本来の目的を見失ってしまいがちです。
英語力を上げるために勉強しているのであって、不安をなくすために勉強しているのではないですよね。
停滞期はけっして悪者ではないので、のんびり付き合って行きましょう。
とはいえ、停滞期を短くして、ブレイクスルーが来るのを早める方法もあります。
それは基礎の徹底。
英語の基礎は、あなたがどんな目的で英語を勉強しているかによって変わりますが、多くの場合
・語彙
・基礎文法
・発音
の3つに絞られるかなと思います。
ブレイクスルーを経験する人はかなりの量の勉強をしている人なので、基本的な語彙と英文法は身についています。
そのため、それらを軽視してしまいがちなんですね。
語彙と基礎文法は全ての土台です。
これからのもっと発展した英語学習をしていくために、その土台をもっと大きく強くしておくことで、次のブレイクスルーをもっと早く迎えることができます。
今、停滞期にいるという人は、最初に使った単語帳と文法書をもう一度復習してみましょう。
その3:楽しいことは続くし、楽しくないことは続かない
「英語の勉強を習慣化するために知っておくべき大事な考えかた」3つ目は楽しいことは続くし、楽しくないことは続かない、ということ。
自分が楽しいと思っていることと、楽しくないと思っていること、どちらを習慣化しやすいかと聞かれたら、答えは当然楽しいと思っていることですよね。
毎晩の晩酌は習慣になっているけど、毎朝青汁を飲むのは1週間も続かなかった、というようなエピソードはあなたにもあると思います。
楽しいことは続くし、楽しくないことは続かない
普通に考えればごくごく当たり前の考え方なのですが、英語学習になると、これがぼやけてしまう人が多いのです。
英語を苦行にする必要はない
知らないことを知り、出来ないことが出来るようになる。
勉強は本来ワクワクできて楽しい行為なのです。
それがどういうわけか、滝修行のような苦行になってしまっています。
「苦しいことを我慢してやっている人が偉い」という日本独自の考え方のせいなのでしょうが、これが多くの英語学習者の習慣化の妨げになっています。
勉強を楽しむことに罪の意識を感じることは無いし、苦しいことをしていることに誇りを持つこともないのです。
楽しめる勉強法を見つけよう。
現在、あなたが英語学習が苦行のように感じてしまっているのなら、自分が楽しめる勉強法を探すことをおススメします。
あなたがもし、英語そのものが楽しくて夢中になれるという変わった人なら問題は無いのですが、たいていの場合英語学習そのものはあまり夢中になれるものではありません。
細かく解説すると長くなってしまうので、例だけ挙げると
・自分が好きなトピックで英語を勉強する
ー料理が好きなら欧米の料理番組を教材として使う
ー好きな海外セレブのインタビュー動画を教材として使う、など
・自分が好きなことと英語学習を結びつける
ー好きな飲み物を飲みながら勉強
ー好きな場所(カフェ、公園など)で勉強
ー好きな人と勉強、など
こんなところですね。
いろいろ試行錯誤して、あなたが英語に夢中になれる環境づくりをしていきましょう。
ちなみに私の場合は、MarkiplierというYouTuberが大好きなので、彼のモノマネなどをしてスピーキング・リスニング・ボキャブラリーを鍛えています。
リスニング、シャドーイング、発音練習、語彙の習得、オーバーラッピングなどの英語学習をやっているということになるのですが、自分としては好きな芸能人のモノマネ練習をしているだけなんですよね。
苦しいと思ったことは1度もありません。
英語学習をできる限り楽しいことにして、英語に夢中になろう。
その4:小さく小さく始める
「英語の勉強を習慣化するために知っておくべき大事な考えかた」4つ目は小さく小さく始める、ということ。
習慣化の鉄則ですね。
英語の勉強を始めようと思ったとき、再開しようと思ったときに、いきなり勉強道具やテキストを一式そろえたり、英会話教室に通ったりする人が多くいます。
気持ちは分かりますが、習慣化という観点から見るとあまりいいアイデアとは言えません。
理由は、モチベーションは下がるものだから、ということ。
勉強を始めようと思い立ったときはモチベーションに満ち溢れています。
しかしそのモチベ―ションは残念ながら続きません。
上がったモチベーションは必ず下がります。
そしてモチベーションが下がった状態で見るテキストの山や、英会話教室の宿題はとてつもなく重く見えてしまうものです。
過去の自分のモチベーションと、現在の自分のモチベーションのギャップに打ちひしがれ、挫折してしまう、というのはよくあるパターンなんですね。
英会話教室はまだ!テキストはせいぜい2冊!
このモチベーションのギャップを少なくするために、小さく小さく始める、という方法が習慣化には有効になってくるわけです。
いきなり英会話教室に通うのはおススメできません。
「英会話教室にお金を払ってしまえばイヤでも続けられる」という意見を聞きますが、イヤイヤ通ったところで英語力は一切伸びないと断言します。
テキストは1,2冊にとどめておきましょう。
優秀な英語学習者の多くは、一冊を極めるというやり方をしています。
これから英語学習を始めるという人は、文法書1冊、単語帳1冊、くらいから始めるのが良いですね。
1日5分
英語の勉強は1日5分から始めましょう。
単語帳を5分パラパラめくる。
文法書の1ページ目を読んでみる。
5分の英語の動画を観てみる、など。
ホントに軽い暇つぶし程度のことでかまわないのです。
とりあえず毎日5分を続けてみましょう。
そうしていくうちに、何かしらに興味が出てくると思います。
それで「もっと深く知りたいな」「面白そうだな」と思ったら、その時は勉強時間を10分、15分と伸ばしていけばいいのです。
リラックスして、軽い気持ちで継続していきましょう。
1日5分のスモールステップから始めて、習慣化を容易に!
まとめ!
習慣化というものは才能でも努力でもなく、知っているかどうかで大きく差のつく能力です。
あなた自身の成長やモチベーションの仕組み、また生活リズムや性格などをしっかり理解しておくことが習慣化には重要なのです。
あなたも今回の記事で得た知識を自分の生活に当てはめて、習慣化を成功させてください!
復習
1:最初の3か月が1番辛い
英語学習は最初の3か月が最も体力を消費します。
理由は
・達成感を感じることが出来ない
・新しいことが多くて疲れる
・「本当に英語が身についているのだろうか…」という不安
の3つ。
この3つは、あらかじめ知っておくことで予防できます。
2:成功曲線と停滞期の存在
努力が形になるまでには時間がかかります。
いくら勉強しても全く成長できていないように感じることがありますが、腐らずに努力を続けていきましょう。
成功曲線と停滞期の仕組みを理解しておくことで、心が折れるのを防ぐことが出来ます。
停滞期を速く抜ける方法は「基礎の徹底」
3:楽しいことは続くし、楽しくないことは続かない
「苦しいことを我慢してやっている人が偉い」という考えは古いです。
楽しむことを恐れる必要はありません。
楽しかろうが辛かろうが、勉強したもの勝ちなのです。
自分が夢中になれる環境や勉強法を見つけましょう。
4:小さく小さく始める
「モチベーションは必ず下がる」という事実を知っておきましょう。
モチベーション上がったときの状態だと、高すぎる目標を設定してしまいがちです。
1日5分でできることから始め、ちょっとずつ長くしていきましょう。
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